auの格安プラン「povo2.0」
auユーザーで、料金見直しのためにauからpovoへの乗り換えを検討している人は多いでしょう。
auからpovoへの乗り換え手順は下記の通りです。
povoはキャリアと同じau回線を使っているよ!
データ量・かけ放題を自分好みに付け足して、自分専用の料金プランを組めるのも魅力的!
>povoについての詳しい解説へジャンプ
次にあてはまるauユーザーは、povoへの乗り換えを前向きに検討しましょう。
今回は、auからpovoに乗り換える手順のほか、メリットや注意点をわかりやすく解説します。
auユーザーの人はぜひこの記事を参考に、povoへの乗り換えが最適な選択肢になるか確かめてみてくださいね。
おすすめポイント
- 料金がauより安くなる可能性がある
- 自分好みの契約内容にトッピングできる
- auの高速回線を使える
auからpovoに乗り換える流れ
auからpovoに乗り換える際の流れは、大きく以下の5ステップです。
画面も交えながら、詳しく解説します。
1.乗り換えに必要な情報をそろえる
乗り換え手続きの前に、以下2点の情報を整理しましょう。
- クレジットカード情報
- 利用する端末の機種名
povoの支払い方法はクレジットカードのみなので、決済情報としてクレジットカード情報が必要です。
また利用する端末によっては、povoのSIM挿入後に正常に作動しない可能性があります。
動作確認済みの機種かどうか、「対応機種・端末」画面を開いて確認しましょう。
利用したいスマホのカテゴリを選び、「検索する」をクリックします。
今回は、iPhoneの動作確認済み端末を探してみました。
この画像に表示されている端末なら、povoでも問題なく作動します。
2.au ID認証を行い、povo2.0のアカウントを作成する
契約中のau ID認証を行い、auにログインします。
WiFiからでは接続できないので、WiFiはオフにしてau回線からログインしてください。
入力が完了したら、画面の指示に従ってpovo2.0のアカウントを作成しましょう。
3.povoの契約手続きをする
povo2.0の契約画面では、最初にSIMタイプを選択します。
物理的なSIMカード、もしくはeSIMを選びましょう。
eSIMとは、スマホの端末内に内蔵されているSIMのことです。
物理的なSIMカードを交換しなくても、オンライン上で手続きが完了する便利なシステムなので、eSIM対応スマホを使っている場合は利用を検討しましょう。
つづいて、契約者情報を入力し、同意事項の確認を行います。
内容に問題がなければ申し込みを完了して、SIMカードを有効化させる手続きに進みましょう。
4.SIM開通手続きをアプリから行う
SIM開通手続きは、SIMカードかeSIMかによって内容が異なります。
■SIMカードの場合
郵送でSIMカードを受け取った後、povoにログインして「SIMカードを有効化する」をタップしましょう。
「バーコードをスキャンする」をクリックすると、自動的にカメラが起動します。
届いたSIMカードの台紙に書かれているバーコードを読み取りましょう。
「SIMカードを有効化する」をクリックして、「SIMの有効化を受け付けました」と表示されたら成功です。
SIMカードを交換して、手続きを終えましょう。
また、Androidの場合、APN設定(通信の利用設定)が必要です。
- 「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」「モバイルネットワーク」「詳細設定」「アクセスポイント名」の順にタップする
- 画面上部の「+」をタップする
- 「名前」をタップして「povo2.0」と入力する
- 「APN」をタップして「povo.jp」と入力する
- 「APNプロトコル」「IPv4/IPv6」の順にタップする
- 画面上部の点から「保存」をタップした後「povo2.0」の右横の丸をタップする
少し面倒に見えますが、入力する項目は3つだけなので簡単です。
iPhoneの場合、最新のOSにアップデートされていればそのまま使えます。
5.発信テストをして利用開始する
最後に発信テスト用番号(111)に電話をかけ、ガイダンスを聞いた後に電話を切りましょう。
発信テストを行うことで、確実に開通手続きが完了したかどうかを確認できます。
通話料は無料なので安心してください!
つづいて、WiFiを切った状態でブラウザを起動して、povoのHPに接続できるか確認します。
問題なくつながったら、povoのトッピングを購入してインターネットを楽しみましょう。
auの格安プラン「povo」の基本情報
通信回線 | au回線 | |
---|---|---|
契約期間 | なし | |
月額料金 | 1GB/7日 | 390円 |
3GB/30日 | 990円 | |
20GB/30日 | 2,700円 | |
60GB/90日 | 6,490円 | |
150GB/180日 | 12,980円 | |
初期費用 | 0円 | |
国内通話料 | 22円/30秒 | |
実測値 | 98.85Mbps | |
キャンペーン | povo謎 ~試験篇~ |
povoはauの格安プランで、キャリアと同じau回線を使って接続できます。
月額料金は3GBで990円からと安く、好きなオプションを付け足して、自分専用の料金プランを組めることが特徴的です。
他社格安SIMと実測値と料金を比較してみます。
実測値も格安SIM・格安プランとしては非常に速く、通信の品質を重視する人にもおすすめできます。
- au回線を利用できるため実測値が速い
- 3GBを月額990円で利用できる
- 自分の理想に合ったオプションをトッピングできる
auからpovoに乗り換える6つのメリット
auからpovoに乗り換えるメリットは6つあります。
auから移行して、本当に得ができるのかどうかを確認してみましょう。
①料金が大幅に安くなる可能性がある
auの「ピタットプラン 5G」と比べて、乗り換え後の料金が大幅に安くなる可能性があります。
実際に料金を比較してみましょう。
回線 | au | povo |
---|---|---|
1GB利用時 | 3,465円 | 390円(7日間) |
1~3GB利用時 | 5,115円 | 990円(30日間) |
4~7GB利用時 | 6,765円 | 2,700円(30日間) |
20GB利用時 | - | 2,700円(30日間) |
60GB利用時 | - | 6,490円(90日間) |
いずれの場合を比較しても、povoのほうが安価です。
60GB以上を利用する場合は、auの無制限プラン「使い放題MAX 5G/4G」がおすすめですが、月額料金は7,238円と高くなってしまいます。
無制限で使いたいなら、より料金が安い格安SIMの契約を検討しましょう!
②データ量やかけ放題を自分好みにトッピングできる
データ量やかけ放題など、オプションを自分好みにトッピングできることがpovoの最大の魅力です。
内容 | 料金 | |
---|---|---|
データ | 使い放題(24時間) | 330円 |
1GB(7日間) | 390円 | |
3GB(30日間) | 990円 | |
20GB(30日間) | 2,700円 | |
60GB(90日間) | 6,490円 | |
150GB(180日間) | 12,980円 | |
コンテンツ | DAZN(7日間) | 760円 |
smash.(24時間) | 220円 | |
通話 | 5分以内かけ放題 | 月額550円 |
かけ放題 | 月額1,650円 | |
スマホ故障サポート | 月額830円 |
たとえば、月間20GBを5分以内通話かけ放題と一緒に契約する場合の月額料金は、3,250円です。
データ容量とコンテンツには、それぞれ利用期限があるため注意しましょう。
60GBの場合、購入から90日以内に使いきらないと、残量は無効になってしまいます!
③auの高速回線を引き続き利用できる
povoでは、auの高速回線を引き続き利用できます。
実測値は誤差の範囲内で、料金が下がっても通信品質は変わる可能性は低いです。
④いまのスマホをSIMロック解除なしでそのまま利用できる
ドコモ、au、ソフトバンクなどキャリアで購入したスマホにはSIMロックがかかっていることも多く、そのままではpovoのSIMに入れ替えてもインターネットにつながりません。
SIMロックを解除するためには、スマホを購入したキャリアでの手続きが必要ですが、auで購入したスマホを使って乗り換える場合に限りSIMロック解除が不要です。
面倒な手続きをせず、すぐにpovoの利用をスタートさせられることは、auユーザーだけに与えられた特権ともいえるでしょう。
⑤auからはプラン変更だけで簡単に乗り換えられる
他社回線からpovoに乗り換える場合、以下の手続きが追加で必要です。
- 本人確認書類の用意
- MNP予約番号の受け取り
auからの乗り換えならこれが不要なので、簡単で速やかに乗り換えられます。
⑥違約金や手数料がかからない
auからpovoに乗り換える場合、いかなる場合でも違約金や手数料はかかりません。
ただし、月の途中でpovoに変更した場合は、auの利用料金が日割りで請求される点に注意しましょう。
この場合は auスマートバリューや家族割などの各種割引が適用されない状態で、auの利用料金が請求されます。
auスマートバリューや家族割プラスの割引額は、翌月以降に他の料金から減算する形で返金されますよ!
auからpovoに乗り換える6つの注意点
auからpovoに乗り換える前に、知っておくべき注意点をまとめました。
各項目をわかりやすく解説するので、povoに乗り換えて後悔しないかどうか確認しておきましょう。
①契約手続き・サポートはすべてオンラインのみの対応
auの場合、お近くのauショップで契約や更新などのサポートを受けられますが、povoはauショップにおける対人サポートの対象外です。
同じau系列だとしてもあらゆるサポートを受けられず、万が一povoの利用中に困ったことが起きたとしても、オンラインのみの対応となる点に注意しましょう。
原則としてサポートはチャットボットのみの対応となり、電話の相談窓口は対応していません。
povoは、サービスを簡易化させる代わりに低価格化を実現させているサービスのため、充実したサポート内容を希望している人には不向きと感じる場合があります。
②家族割やセット割などの各種割引を適用できない
povoでは、auで利用できる「家族割」や、光回線とのセット割となる「auスマートバリュー」などの各種割引の対象外です。
auから移行すると利用できなくなる割引をリストアップしました。
- auスマートバリュー
- 家族割プラス(カウントを含む)
- au PAYカードお支払割
- スマイルハート割引
- 家族間通話料の割引
- SMS利用料の割引(家族割)
- auまとめてトーク
- auまとめライン
上記の割引を多く利用しているauユーザーは、povoに乗り換えるとむしろ料金が高くなる可能性もあるため、乗り換え後の料金をシミュレーションしていまの料金と比較してみましょう。
③キャリアメール「@ezweb.ne.jp」などの一部サービスが使えなくなる
auで利用できる「@ezweb.ne.jp」のキャリアメールは、povoに乗り換えた段階で利用できなくなります。
そのほかにもpovoでは、auでは利用できた以下のサービスを利用できません。
- 留守番電話
- 割込電話
- 三者通話
- 迷惑電話撃退サービス
- 待ちうた
- 着信転送
たとえ料金が高かったとしても、これらのサービスを利用し続けたい人は、povoに乗り換えず今のままauを使い続けるべきでしょう。
④povoでは端末を販売していない
auとは違い、povoではオンライン窓口でスマホ・タブレットなどの端末を販売していません。
auからの乗り換えにあわせて新しいスマホを購入したい人や、将来的に新しいスマホに機種変更したい人は、povo以外の販売店で端末を購入する必要があります。
端末が購入できる主な場所をリストアップしました。
- au Online Shop
- 家電量販店
- Apple Storeなどメーカーの直売店
予約が不可能なので、iPhone 14のような将来販売される機種をau Online Shopから発売日に購入するのは難しいかもしれません。
⑤支払いはクレジットカードのみの対応
povoの支払い方法はクレジットカードのみの対応となり、口座振替は利用不可です。
現時点ではデビットカードの利用も不可能とアナウンスされているため、クレジットカードを所有していない人や、クレジットカードを利用したくない人はpovoの契約ができません。
povoの契約とあわせてクレジットカードを申し込む場合、契約手続き時点で決済情報を入力する必要があるため、povoの申し込み前にクレジットカードを発行しておきましょう。
⑥auで残ったデータ量が引き継がれない
先述したようにauの料金は日割りになりますが、auで残っているデータ残量はpovoに引き継げません。
たとえば使った分だけお支払いする「ピタットプラン5G」では、月間1~4GBまでのデータ利用に対して5,115円の料金がかかります。
1GBを使っても、4GBを使っても料金は5,115円のままですが、仮に現段階で2GBを消化しているとして、4GBまでの残り2GBをpovoに引き継ぐことは不可能です。
auからpovoへの乗り換えをおすすめできる人
povoのメリット・注意点を考慮すると、auからpovoへの乗り換えをおすすめできるのは、以下に該当する人です。
なぜこれらの人にpovoへの乗り換えをおすすめできるのか、わかりやすく解説します。
スマホ料金を見直したい人
いま使っているauスマホの料金が高いと感じている人は、povoへの乗り換えを検討する価値があります。
auとpovoの料金を比較してみましょう。
回線 | au | povo |
---|---|---|
1GB利用時 | 3,465円 | 390円(7日間) |
1~3GB利用時 | 5,115円 | 990円(30日間) |
4~7GB利用時 | 6,765円 | 2,700円(30日間) |
20GB利用時 | - | 2,700円(30日間) |
60GB利用時 | - | 6,490円(90日間) |
povoは、390円からスマホを運用できる格安プランです。
各種割引は適用されませんが、もともと「家族割」「auスマートバリュー」などを使っていない人なら、現在の契約よりも月額料金が安くなる可能性があります。
auショップでのサポートを必要としない人
povoでは、auショップなど店頭でのサポートに対応しておらず、問い合わせをしたい場合はオンラインのチャットボットを利用しなければなりません。
店舗数や人件費などのコストをカットする代わりに、料金を安くしてサービスを提供しているため、サポートを重視する人はあまり満足感を得られないでしょう。
反対に、いままでauショップを使ってサポートを受けた機会が少ない人など、有人サポートを必要としない人にとってはリーズナブルでお得なサービスです。
毎月のデータ量にばらつきがある人
povoでは、1GB(有効期限7日間)~150GB(有効期限180日間)までさまざまなプランをトッピングとして購入・契約できます。
たとえば、海外出張で1ヶ月丸ごとスマホを使わない月がある人の場合、トッピングを購入しなければ無料で契約の維持が可能です。
ただし、180日間連続でトッピングを購入しなかった場合は、利用停止・契約解除となる場合があるため注意しましょう。
auからpovoへの乗り換えで使えるキャンペーン
2023年9月現在、auからpovoに乗り換える際に使えるキャンペーンは「au Online Shopのキャンペーン」です。
それぞれの内容を解説するので、お得にできるものがあるか確認しておきましょう。
併用できるキャンペーンについても解説します。
au Online Shopのキャンペーン
au Online Shopで開催されている一部のキャンペーンは、povoからも利用できます。
povoで利用可能なキャンペーンをまとめました。
名称 | 内容 |
---|---|
5G機種変更おトク割 | 対象機種を機種変更(購入)すると最大16,500円相当を還元 |
au Online Shopお得割 | 新規契約すると対象機種から最大22,000円割引 |
au Online Shopを利用してスマホを購入する場合、上記のようなキャンペーンを適用できる場合があるため、端末を購入する際は必ずキャンペーンの内容を確認しましょう。
auからpovoへの乗り換えに関するよくある質問
auからpovoへの乗り換えに関するよくある質問にお答えします。
auからpovoへの乗り換えでSIMロック解除は必要?
auからpovoに乗り換える場合、SIMロック解除の手続きは不要です。
auユーザーはスムーズに手続きができます。
詳細が気になる方は【いまのスマホをSIMロック解除なしでそのまま利用できる】の項目をご覧ください。
auからpovoに乗り換えた後に機種変更はできる?
機種変更は可能ですが、povoではスマホ・タブレットの販売を行っていません。
以下でリストアップしたいずれかの方法を使って新しい機種を用意しましょう。
- au Online Shop
- 家電量販店
- Apple Storeなどメーカーの直売店
au Online Shopでは、povoのユーザーが利用できるキャンペーンも展開しています。
詳細が気になる方は【au Online Shopのキャンペーン】をご覧ください。
auからpovoへの乗り換え手順は?
auからpovoへの乗り換えは以下の5ステップです。
- 乗り換えに必要な情報をそろえる
- au ID認証を行い、povo2.0のアカウントを作成する
- povoの契約手続きをする
- SIM開通手続きをアプリから行う
- 発信テストをして利用開始する
詳しくは【auからpovoに乗り換える流れ】で画像を交えながら解説しています。
auからpovoへは即日乗り換えできる?
auからpovoへは原則として即日乗り換えできますが、以下に該当する場合は即日契約できません。
- MNP予約番号を取得してしまった場合
- au加入と同日にpovoへの乗り換えを希望する場合
MNP予約番号を取得した場合は、キャンセルしてからpovoへの乗り換えを申請しましょう。
MNP予約番号は、今使っている電話番号をpovoに引き継ぐために必要な番号です。
また、au加入同日にpovoへの移行はできないため、翌日以降に再度申し込みを行う必要があります。
auからpovoに乗り換えたらスマホ代金の残債はどうなる?
auで購入したスマホ代金に残債がある場合、povoで引き続き料金を支払いながら端末の利用を継続できます。
auからpovoに乗り換えをしたとしても、残債を一括請求されることはありません。
また、解約金や手数料もなしでauからpovoに乗り換えられます。
auからpovoに乗り換えた月の料金は日割りになる?
auからpovoに月の途中で乗り換えた場合、auの料金は日割りで請求されます。
また、auのデータ残量はpovoに引き継げないため注意しましょう。
詳細が知りたい方は、【①料金が大幅に安くなる可能性がある】をご覧ください。
まとめ
auからpovoに乗り換える流れは以下のとおりです。
povoへの乗り換えは、以下に該当するauユーザーにおすすめできます。
auからpovoに移行する場合は、MNP予約番号の取得やSIMロック解除などの手続きが不要なので、他社からpovoを契約するよりも簡単に乗り換えられます。
ただし、 auスマートバリューや家族割などの各種割引やサービスを利用できなくなる、対面サポートを受けられないなどの注意点もあるため、povoのサービスがご自身に合っているのかを確認したうえで、povoへの乗り換えを検討しましょう。