Q. Windows XP K56flexやV.90モデムを使用時のトラブル
A.
- ここでは Microsoft Windows XP Home Edition (Version 2002) にもとづいて説明しています。
- 「」はメニュー項目等を表しています。[]はお客さまのユーザIDや設定によって変わるところです。
文中の例では、接続用IDを " hi/aaz00001 " として説明しています。
症状・エラー V.90 や K56flexのモデムを使っている(買い換えた)のですが、
・以前よりも転送速度がとても遅くなってしまいました。
・通信中に突然切断されるようになりました。
対策・解決方法 ● アナログモデムでの接続の場合、電話回線の品質によって大きく影響されます。特に 56kbpsモードでの接続は影響を受けやすいので、場合によっては意図的に通信モードを変更した方がパフォーマンスが向上することもあります。 インターネット接続時の通信速度は、お使いの電話回線の状態(品質)によってノイズの影響を受けやすく、場合によっては非常に遅い速度でしか接続できなかったり、接続をしてもしばらくすると切断されてしまったり、というトラブルを起こすことがあります。
● 電話回線の品質を改善するために、以下のことについてご確認ください。 ・分配器 ・アダプタなどでモジュラーケーブルを分岐すると、通信速度が落ちたり、通信が全くできなかったりすることがあります。1本のケーブルでモデム とお部屋のモジュラ-ジャックとを直接つなぎ、分配器やアダプタ ・他の通信機器がつながっていない環境でインターネット接続を試してみてください。
・モデムやパソコン(内蔵モデムの場合)に電話機のケーブルの差込み口が二つある場合、TELのポートに電話機器をつながない状態にしてインターネット接続を試してみてください。
・長いモジュラーケーブルを使っている場合もノイズの影響を受けやすくなります。可能であればなるべく短い線を使うようにしましょう。
・モジュラーケーブルをノイズ発生源になりそうな機器(テレビやステレオ、冷蔵庫など)からなるべく離して設置してみてください。また、必要があればそれらの電源を一時的に切ってみましょう。
・普段から電話機で通話するときにノイズ音が混じるのであれば、一度 NTTに電話回線の確認をしてもらうことをお勧めします(NTT113サービスセンターにお問い合わせください)。
● 回線環境の改善が困難な場合や状況が変わらない場合は、モデムの通信モードを変更し、最高速度を下げてみてください。
モデムを制御する「ATコマンド」を用いて、モデムの設定を変更します。ATコマンドの設定方法は以下の通りです。
※ATコマンドはモデムによって異なりますので、マニュアルなどでご確認ください。
- スタートメニューから「コントロール パネル」を開きます。
- 「コントロール パネル」から「プリンタとその他のハードウェア」をクリックします。
- 「プリンタとその他のハードウェア」から「電話とモデムのオプション」をクリックします。
- 「電話とモデムのオプション」の画面から「モデム」タブを選択します。
- 表示された画面から使用するモデム(またはTA)を選択し、「プロパティ(P)」をクリックします。
- 表示された画面から「詳細設定」タブを開きます。

「追加の初期化コマンド(X):」の欄にATコマンドを入力します。
例1) モデム名が「Rockwell HCF」「Conexant」の場合(VAIOノート、富士通などのモデムの一部)
AT+MS=V34 さらに最高速度を下げた方が良い場合もあります。 AT+MS=V34,1,300,33600,300,33600 =のあとの意味は順に、<通信規格>,<自動モード>,<送信最低通信速度>,<送信最高通信速度>,<受信最低通信速度>,<受信最高通信速度>となります。 送信と受信の最高通信速度の 33600の部分を 28800、24000、19200などに下げて接続を試します。
AT+MS=V34で接続した際に「モデムが応答しません」となる場合には、 AT+MS=11 に変更して接続を試します。 この場合に、さらに最高速度を下げる場合は、 AT+MS=11,1,300,33600,300,33600 =のあとの意味は順に、<通信規格>,<自動モード>,<送信最低通信速度>,<送信最高通信速度>,<受信最低通信速度>,<受信最高通信速度>となります。 |
例2) モデム名が「LT Win Modem」「Lucent Win Modem」の場合(VAIOデスクトップモデル、NEC、東芝の内蔵モデムに一部使用されています)
AT-V90=0S38=0 または ATS38=0 さらに最高速度を下げた方が良い場合もあります。その場合は S37=n と組み合わせて設定します。 nにはいくつかの特定の数字を指定します。 19→33600bps 17→28800bps 11→14400bps といったように対応しています。 速度固定を併せて指定する場合は、 AT-V90=0S38=0S37=17 のように設定します。 |
モデムのATコマンドはそれぞれ異なることがあります。パソコンに内蔵されたモデムの場合はパソコンのメーカーに、外付けモデムの場合はモデムメーカーに「V.34モード」に変更するATコマンドをお問い合わせください。
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