Q. 「Speedプラス」「Linkプラス」「Reachプラス」とは、どのような技術ですか?
A.
ADSLプラスでは以下の5つの技術でADSLとしての基本機能の向上を図っています。
- (1) S=1/2(えすはーふ)の採用
- これまでの8Mサービスでは理論上の速度の上限値は8Mでしたが、受信データのエラーを訂正する誤り訂正符号の単位時間当たりの処理量を2倍にすることで、理論上で12Mの速度が可能となります。
- (2) ビット分解能の向上
- アナログ信号をデジタル信号に変換する際の精度向上により変換誤差を大幅に減少させることにより、速度の向上が可能となります。
- (3) 機器固有ノイズの低減
- ADSLモデムの持つ機器固有のノイズを、回路パターンの見直しで大幅に低減させました。これによりS/N比が改善され通信速度の向上が可能となります。
- (4) データのエラー訂正機能の強化
- 従来のリード・ソロモン符号に加え、新たにトレリス符号を採用することで、従来よりもデータのエラー訂正を強化しました。これにより訂正分の通信速度の向上が可能となります。
- (5) 制御信号の改良
- 通信時に制御信号が途切れることで発生していたリンク切れを防ぐために、制御信号チャネルを多重化して信号ロストの可能性を大幅に低下させました。これにより回線品質が比較的悪い状態でも回線切断がおこりにくくなりました。
以上の5つの技術のうち、「Speedプラス」は(1)(2)(3)(4)の技術 「Linkプラス」は(2)(3)(4)の技術 「Reachプラス」は(2)(3)(4)(5)の技術によって実現されています。
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