オンラインゲームを快適にプレイするには、適切なネット回線を選ぶことが大切です。とくにFPSやTPSなどのシューティングゲームをプレイする場合は、ネット回線の速度や安定性が重要となるでしょう。
本記事では、PCでオンラインゲームをプレイするのに適した一人暮らし向けネット回線5選をご紹介します。ネット回線選びのポイントも解説するため、おすすめネット回線とあわせてネット回線を選ぶ際の参考にしてみてください。
目次
一人暮らしにおすすめのゲームもできるネット回線
オンラインゲームを快適にプレイするには、通信速度が速いネット回線が必要です。オンラインゲームに適したネット回線を選び、ストレスのない環境でオンラインゲームを楽しみましょう。一人暮らしのゲーマーにおすすめのネット回線は以下のとおりです。
- hi-ho with games
- ドコモ光
- eo光
- NURO光
- auひかり
各ネット回線の料金や通信速度などを詳しく解説します。
hi-ho with games
「hi-ho with games」は、オンラインゲーム向けの高速光回線です。
最大通信速度 | 1Gbps(高速プランは10Gbps) | |
月額料金(税込) | 4,840円~ | |
平均下り速度 | 333.97Mbps | |
平均上り速度 | 338.87Mbps | |
平均Ping値 | 14.83ms | |
工事費(税込) | 配管調整あり:22,000円 配管調整なし:11,600円 | |
提供エリア | 全国(NTT東日本・NTT西日本の「フレッツ光ネクスト」と同様) |
特徴としては、以下の4つが挙げられます。
- 専用帯域が利用できるので速度低下が起きにくい
- Ping値が低くラグが起きにくい
- エリアカバー率96.9%で大半の地域に対応
- 最大10ギガのプランも利用できる
hi-ho with gamesはwith gamesユーザー専用の帯域が確保されており、混雑する時間帯でも速度低下やラグが起きにくいです。また、IPv6とIPv4どちらにも対応しているため、接続方法を問わず安定した通信接続を実現できます。NTT東日本・NTT西日本のフレッツ光ネクストと同様の提供エリアなので、全国で利用できる点も強みです。
通信速度が最大10Gbpsの「ひかりクロスプラン」を選択すれば、通常のプランよりもさらに快適にゲームをプレイできます。プロゲーマーにも選ばれたゲーマー特化型回線を体感したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
参考:みんなのネット回線速度
ドコモ光
「ドコモ光」は、ドコモが提供するプロバイダ一体型の光回線です。
最大通信速度 | 1Gbps(高速プランは10Gbps) | |
月額料金(税込) | 4,400円~ | |
平均下り速度 | 260.00Mbps | |
平均上り速度 | 275.96Mbps | |
平均Ping値 | 19.31ms | |
工事費(税込) | 戸建:22,000円 マンション:22,000円 | |
提供エリア | 全国(NTT東日本・NTT西日本のサービス提供地域と同様) |
オプションサービスが充実しており、ドコモ光電話と同時に契約すれば、月額使用料や通話料が割引されるほか、設定の問い合わせや機器の補償などのサポートもしています。10ギガプランを選択すれば最大10Gbpsの高速回線を利用できますが、10ギガプランは提供エリアが一部に限られます。利用を希望する場合は、提供エリアに含まれているか確認するようにしましょう。
また、ドコモ光はプロバイダを自分で選択できるため、プロバイダのみhi-ho with gamesに変更することも可能です。プロバイダによって通信速度や安定性が異なるため、オンラインゲームに適したプロバイダを希望する場合は、hi-ho with gamesをご検討ください。
参考:ドコモ光
参考:みんなのネット回線速度
eo光
「eo光」は、関西エリアで提供されている光回線です。
最大通信速度 | 1Gbps(高速プランは10Gbpsまたは5Gbps) | |
月額料金(税込) | 5,448円~ | |
平均下り速度 | 745.68Mbps | |
平均上り速度 | 647.11Mbps | |
平均Ping値 | 14.8ms | |
工事費(税込) | 29,700円(実質無料) | |
提供エリア | 関西エリア |
提供エリアが限定されていますが、関西電力の高速ネットワークを利用しているため、通信速度が非常に速いことが特徴です。また、さまざまなキャンペーンが開催されており、契約から1、2年目は月額料金が安くなるほか工事費が実質無料になります。
速さを求める方におすすめのネット回線ですが、全国展開していないのが難点です。eo光非対応のエリアで優れたネット回線を希望する方は、ぜひhi-ho with gamesをご検討ください。
参考:eo光
参考:みんなのネット回線速度
NURO光
「NURO光」は、通信速度の速さに定評がある光回線です。
最大通信速度 | 2Gbps(高速プランは10Gbpsまたは20Gbps) | |
月額料金(税込) | 5,200円~ | |
平均下り速度 | 609.33Mbps | |
平均上り速度 | 618.46Mbps | |
平均Ping値 | 11.49ms | |
工事費(税込) | 44,000円(実質無料) | |
提供エリア | 北海道・関東・東海・関西・中国・九州 (宮城県は10Gbpsのみ提供) |
ほとんどの光回線は基本プランの最大通信速度が1Gbpsのところ、NURO光は2Gbpsのため、高速プランでなくとも高速なネット環境を実現できます。提供エリアは全国ではありませんが、北海道や関東、東海など大抵のエリアで利用可能です。東京都豊島区と港区に限定されるものの、最大通信速度が20Gbpsのプランも提供されています。
また、工事費実質無料や他社乗り換えの解約金還元など、さまざまな特典を選択可能です。NURO光の非対応エリアであっても、hi-ho with gamesなら対応している可能性があります。NURO光が提供されていないエリアにお住まいの方は、ぜひhi-ho with gamesをご検討ください。
参考:NURO光
参考:みんなのネット回線速度
auひかり
「auひかり」は、auが提供する光回線です。
最大通信速度 | 1Gbps(高速プランは5Gbpsまたは10Gbps) | |
月額料金(税込) | 6,160円~ | |
平均下り速度 | 514.81Mbps | |
平均上り速度 | 519.38Mbps | |
平均Ping値 | 14.59ms | |
工事費(税込) | 41,250円 | |
提供エリア | 北海道、東北、関東、甲信越、北陸、中国、四国、九州 (関西エリアと山梨県以外の中部エリアは非対応) |
通信速度が速く、au独自の回線を使用していることもあって通信品質が安定しています。ネットと電話を同時に申し込むことで月額利用料が毎月割引されるほか、すでにauスマホを利用している場合はスマホ代が割引されるためお得です。
一部非対応のエリアがありますが、auスマホを利用している方にとって有力な選択肢といえるでしょう。なお、auひかり非対応のエリアでも、全国対応しているhi-ho with gamesであれば対応エリア内の可能性があります。auひかりが提供されていないエリアにお住まいの方は、ぜひhi-ho with gamesをご検討ください。
参考:auひかり
参考:みんなのネット回線速度
オンラインゲームのプレイにおすすめの通信速度
オンラインゲームは、ネットを介して対戦や協力プレイをおこなうため、ネット回線の通信速度が重要です。とくに操作精度や反応速度が問われるジャンルのゲームは通信速度の影響を受けやすく、通信速度が遅いとラグが発生する原因となってしまいます。ラグが発生すると実際の操作とゲーム内の挙動に時間差が生じてしまい、快適にオンラインゲームをプレイできません。
具体的にどの程度の通信速度を確保するべきなのか、以下の3項目に分けて詳しく見ていきましょう。
- シューティングゲームなら70Mbps以上を推奨
- シューティング以外なら30Mbps以上で十分
- 快適に遊びたいならPing値も重要
シューティングゲームなら70Mbps以上を推奨
FPSやTPSと呼ばれるシューティングゲームは70Mbps以上、できれば100Mbps以上が理想です。シューティングゲームで撃ち合いに勝てるかどうかは反応速度に大きく依存するため、ゲームプレイ中にラグやカクつきが発生すると撃ち負ける可能性が高くなります。
通信速度には下り速度と上り速度がありますが、上り速度はオンラインゲームにはほとんど影響しないため、通信速度を確認する際は下り速度に着目しましょう。具体的な確認方法は後述しますが、さまざまな方法で簡単に確認可能です。
関連記事:Mbps・Gbpsとは?通信速度の目安や改善方法などをわかりやすく解説
関連記事:通信速度の目安を解説!インターネットが快適に使える上り・下りの速度とは
シューティング以外なら30Mbps以上で十分
FPSやTPS以外のオンラインゲームなら回線速度はあまり要求されません。協力型のPvEアクションやMMORPGなどのジャンルであれば、30Mbps以上を目安にしましょう。もちろんラグが発生する可能性は考えられますが、仮に発生したとしてもゲームプレイに与える影響はFPSやTPSよりも小さいです。
なお、PvPアクションや格闘ゲームなど他のユーザーと対戦するゲームの場合は、ラグが勝敗に少なからず影響を及ぼすため、50Mbps以上を目安にするとよいでしょう。
快適に遊びたいならPing値も重要
オンラインゲームを快適に遊びたいなら、通信速度だけでなくPing値も重要です。Ping値は通信の応答速度を指す指標で、数値が低いほど応答速度が速い状態といえます。オンラインゲームにおいては、通信速度よりもPing値のほうが重視される場合が多いです。
通信速度と同じくPing値もラグの発生に影響するため、Ping値が高いと頻繁にラグが発生してしまいます。基本的には通信速度が速ければPing値も低い傾向にありますが、通信速度が十分でもなんらかの原因でPing値が高くなってしまう場合があるため、Ping値も必ず確認しておきましょう。
Ping値の目安はFPSやTPSなら15ms以下、その他のジャンルなら30ms以下が理想です。FPSやTPSのような反応速度が問われるゲームでは、Ping値が低ければ低いほど有利になるため、ネット回線を選ぶ際はとくに意識することをおすすめします。
関連記事:ping値とはサーバーまでの往復時間!目安や測定・改善方法を紹介
関連記事:【オンラインゲーム】FPSをプレイするときの回線速度の目安を紹介
ネット回線選びのポイント5選
ネット回線を選ぶ際のポイントは以下の5つです。
- 通信速度とPing値を確認する
- IPv6に対応しているか確認する
- 対応エリアを確認する
- 月々の料金を確認する
- キャンペーンや違約金も確認する
ネット回線には多くの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。今回紹介するポイントを踏まえて、複数のネット回線を比較検討するとよいでしょう。
1.通信速度とPing値を確認する
オンラインゲームを快適に遊びたいなら通信速度とPing値が重要なため、これら2つの要素は必ず確認するようにしましょう。ネット回線はプランによって最大通信速度が異なり、光回線の場合は最大通信速度が1Gbpsのプランが多いです。基本的には1Gbpsで十分ですが、より快適にオンラインゲームをプレイしたいなら5Gbpsや10Gbpsの高速プランを選びましょう。
ただし、最大速度はあくまでも理論値であり、実際の速度はさまざまな要因に左右されます。通信速度やPing値の実測値については公式サイトでは確認できない場合が多いため、「みんなのネット回線速度」をはじめとする集計サイトを参考にしてみてください。
2.IPv6に対応しているか確認する
ネットの通信規格にはIPv4とIPv6の2種類があります。IPv6はまだ利用者が少なく、サーバーへの負荷が低いことから通信速度が低下しにくいです。そのため、IPv6に対応しているネット回線であればスムーズな通信が可能となるでしょう。
ただし、IPv6のみに対応しているネット回線を選んでしまうと、IPv6に対応していないWebサイトやゲームを利用できなくなってしまいます。IPv6に対応しているWebサイトやゲームはまだ多いとはいえないため、IPv4とIPv6どちらにも対応しているネット回線を選ぶとよいでしょう。
IPv4とIPv6両方に対応している場合は、通信規格が「v6プラス」や「IPv4 over IPv6」などの名称で紹介されているため、公式サイトをよく確認してみてください。
3.対応エリアを確認する
すべてのネット回線が全国対応しているわけではありません。今回紹介したネット回線でも、eo光やNURO光は比較的通信速度が速いですが、対応していないエリアが少なからず存在します。そのため、住んでいるエリアによって一番速いネット回線は異なるということを理解しておきましょう。
基本的には通信速度やPing値を重視し、対応エリア外だった場合は全国対応しているネット回線を選ぶという形がおすすめです。また、住んでいるエリアでは光回線がまったく提供されていない場合もあるでしょう。そのようなときは、ポケット型Wi-Fiやホームルーター、ケーブルテレビのネットワークサービスなどを利用してみてください。
4.月々の料金を確認する
月々の料金はネット回線ごとにさまざまです。通信速度やPing値だけでなく、料金も考慮しながらネット回線を選ぶとよいでしょう。
ネット回線にかかる月々の料金は、基本的には「プロバイダの利用料」と「ネット回線の利用料」の合計です。これらの情報はWebサイトに公開されているため、必ず確認しておきましょう。
なお、あまりにも料金が安いネット回線は避けることをおすすめします。安すぎるネット回線は通信速度や混雑のしやすさなど、快適さに関連する部分に難がある場合が多いためです。快適にオンラインゲームをプレイできるよう、通信速度と料金のバランスがとれたコストパフォーマンスの良いネット回線を選びましょう。
5.キャンペーンや違約金も確認する
キャンペーンはネット回線の料金に関連する要素です。額面上の月々の料金や工事費がやや高かったとしても、キャッシュバックや割引などのキャンペーンを踏まえれば少額で済む可能性があります。
実施されているキャンペーンは公式サイトに掲載されているため、確認しておきましょう。他社から乗り換えた際の違約金がキャッシュバックされるものや、工事費が実質無料になるようなキャンペーンが多いです。
また、キャンペーンとあわせて違約金についても確認しておきましょう。ネット回線は契約期間が決まっているものが多く、契約期間を過ぎると解約の申し出がない限りは自動で更新されます。更新月や更新月の数ヶ月前の解約申し出は基本的に問題ありませんが、それ以外のタイミングで解約すると違約金が発生する場合が多いです。
とくに契約間もないタイミングで解約すると違約金が高額になる可能性があるため、どのような場合に違約金が発生するのか必ず確認することをおすすめします。
ゲーム用のネット回線に光回線がおすすめの理由
ネット回線にはいくつかの種類がありますが、以下のような理由により、基本的にゲーム用のネット回線は光回線がおすすめです。
- 通信速度が速く大量のデータのやり取りに向いている
- Ping値が低くラグが起きにくい
- 通信が安定していて重くなりにくい
- データ容量の制限がなく速度制限がない
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
通信速度が速く大量のデータのやり取りに向いている
光回線は光ファイバーケーブルを利用しているため通信速度が速く、大量のデータであっても高速通信が可能です。光回線が普及する前は電話回線を利用した「ADSL」が主流でしたが、ADSLと比較すると通信速度に非常に大きな差があります。
また、光回線の通信速度はポケット型Wi-Fiやホームルーターなどの無線通信と比較しても優位です。無線通信には有線ケーブルが不要というメリットはありますが、なんらかの理由で光回線の工事ができない、もしくは光回線が開通していないという場合以外は光回線を選択するとよいでしょう。
Ping値が低くラグが起きにくい
光回線は通信速度だけでなくPing値も優れています。ポケット型Wi-Fiやホームルーターよりも明確にPing値が低いため、ラグが起きにくいです。光回線の場合、Ping値の平均は15~20msほどですが、ポケット型Wi-Fiやルーターは40~50msほどとなっています。
ラグが発生するかどうかは、FPSやTPSはもちろんのこと、対人要素のないゲームであってもプレイの快適性に直結するため、オンラインゲームをプレイするのであれば光回線がおすすめです。
参考:みんなのネット回線速度
通信が安定していて重くなりにくい
光回線は、距離や時間帯を問わず通信が安定している点が特徴の一つです。先述したように大量のデータのやり取りが可能なため、混雑しやすい時間帯でも比較的通信が安定しています。ポケット型Wi-Fiやホームルーターは電波や障害物の影響を受けやすく、距離が離れるほど通信が不安定になりますが、光ファイバーケーブルを利用している光回線はその心配もありません。
仕事が終わり、帰宅してからオンラインゲームをプレイする場合、時間帯が利用者の多いゴールデンタイムになりがちです。このようなとき、光回線の通信が安定している点は大きなメリットといえるでしょう。
データ容量の制限がなく速度制限がない
光回線は基本的にデータ容量の制限がありません。ポケット型Wi-Fiやホームルーターとは違い、どれだけネット回線を利用したとしても月額料金は固定です。光回線であれば有線でも無線でも制限がないため、たとえば自宅でスマホを使う場合に4Gや5GではなくWi-Fiにすれば通信量を節約できるでしょう。
また、データ容量に制限がないので速度制限にかかることもありません。ポケット型Wi-Fiやホームルーターは決められたデータ容量を超えると速度が制限されてしまうため、快適にオンラインゲームをプレイできなくなってしまいます。
光回線以外のWi-Fiとの比較
先述したように光回線はオンラインゲームに適していますが、光回線を利用するには住んでいるエリアに光回線が開通している必要があります。光回線の開通には工事が必要なため、集合住宅に暮らしていて工事の申し込みが難しい場合もあるでしょう。
そのような環境でもオンラインゲームをプレイしたい場合は、ホームルーターやポケット型Wi-Fiといった工事が不要なネット回線を選ばなくてはなりません。
光回線とこれらのネット回線にどのような違いがあるのか、メリット・デメリットを比較しながら見ていきましょう。
ホームルーターとの違い
ホームルーターは、モバイル回線を利用してネットに接続するためのルーターです。SIMカードを挿入し、コンセントに挿すだけでネットに接続できるようになります。
光回線ではなくモバイル回線を利用するため、光回線の開通工事は不要です。常に給電しなければならないため持ち運ぶことはできませんが、その分後述するポケット型Wi-Fiよりもアンテナの感度が強く、通信が安定しやすいという特徴があります。
ホームルーターのメリット
ホームルーターのメリット | 光回線のメリット |
---|---|
・開通工事が不要 ・設定が簡単ですぐに利用できる ・引っ越し手続きが簡単 | ・通信速度が速くPing値が低い ・通信が安定している ・データ容量の制限がない |
ホームルーターの大きなメリットは、開通工事が不要な点です。導入に開通工事が必要な光回線とは違い、集合住宅に住んでいる場合でも気軽に導入できます。ホームルーターに記載されたパスワードをスマホやPCに入力するだけで利用できるため、設定が簡単な点も魅力です。
光回線の場合、引っ越し先で再度開通工事が必要になりますが、工事不要で使い始められるホームルーターは、引っ越し手続きが簡単な点もメリットでしょう。
ホームルーターのデメリット
ホームルーターのデメリット | 光回線のデメリット |
---|---|
・速度が制限される場合がある ・通信速度やPing値が不安定 ・置き場所の影響を受けやすい | ・開通工事が必要 ・持ち運びできない ・Wi-Fi接続するにはWi-Fiルーターが必要 |
ホームルーターは、短時間に大量のデータ通信がおこなわれた場合に速度が制限される可能性があります。回線が混雑している場合も同様です。
また、ホームルーターは光回線と比較すると通信速度、Ping値ともに劣ります。無線接続のため障害物や電波など、外部の影響を受けやすいためです。
外部の影響を受けやすいことから、置き場所も考慮しなければならないでしょう。障害物が多く電波が届きにくくなってしまう場所や、電子レンジの近くは避けるべきです。
ポケット型Wi-Fiとの違い
ポケット型Wi-Fは、モバイル回線を利用してネットに接続するためのルーターです。基本的な仕組みはホームルーターと同様ですが、コンパクトで持ち運びできるという違いがあります。充電式のため、充電が切れない限りはどこにいてもWi-Fi通信が可能です。
ただし、ホームルーターよりもさらに通信速度やPing値に難があるため、オンラインゲームのプレイには適していないでしょう。
ポケット型Wi-Fiのメリット
ポケット型Wi-Fiのメリット | 光回線のメリット |
---|---|
・開通工事が不要 ・外出先でも利用できる ・月額料金が安め | ・通信速度が速くPing値が低い ・通信が安定している ・データ容量の制限がない |
ポケット型Wi-Fiは、外出先でも利用できる点が一番のメリットです。自由に持ち運べるため、外出先でもWi-Fi環境でネットを楽しめます。ホームルーターと同じく、回線の開通工事が不要な点も大きいです。
また、ポケット型Wi-Fiは光回線よりも月額料金が安めな傾向にあります。ネット料金をなるべく抑えたい場合は選択肢の一つになるでしょう。
ポケット型Wi-Fiのデメリット
ポケット型Wi-Fiのデメリット | 光回線のデメリット |
---|---|
・速度が制限される場合がある ・通信速度やPing値が不安定 ・定期的な充電が必要 | ・開通工事が必要 ・持ち運びできない ・Wi-Fi接続するにはWi-Fiルーターが必要 |
デメリットは基本的にホームルーターと同様です。通信量が多くなると速度が制限される場合があるほか、通信速度やPing値は光回線に大きく劣ります。そのためオンラインゲーム、とくにFPSやTPSを快適にプレイするのは難しいでしょう。
また、ポケット型Wi-Fはバッテリー式のためバッテリーが切れると使えなくなってしまいます。定期的な充電が必要となるほか、外出時はモバイルバッテリーを持ち歩くといった工夫が必要となるでしょう。
ネット回線の速度を計測する方法
ネット回線の速度を計測する方法は、大きく以下の2つに分けられます。
- Web上のスピードテストから確認する方法
- ゲーム機から確認する方法
スピードテストにはいくつかの種類があり、パソコンやスマホから確認可能です。ゲーム機から確認する場合は、ゲーム機ごとに確認方法が異なります。いずれの方法も簡単に通信速度を確認できるため、ネット回線が快適にオンラインゲームをプレイできる基準を満たしているか必ず確認しておきましょう。
Web上のスピードテストから確認する方法
Web上のスピードテストには「Fast.com」や「USENスピードテスト」「Googleスピードテスト」などがあります。各サイトの確認方法について詳しく見ていきましょう。なお、パソコンでもスマホでも同様の手順で確認可能です。
Fast.comで確認する場合は、まず「Fast.com」にアクセスします。アクセスすると自動で測定が開始されるため、測定完了までしばらく待ってください。
測定完了後、「詳細を表示」をクリックすると通信速度やレイテンシ(Ping値)が表示されます。
USENスピードテストで確認する場合は、「USENスピードテスト」にアクセスし「測定開始」をクリックしてください。
測定が完了すると通信速度やPing値が表示されます。測定結果の下に表示される「用途別回線スピード判定結果」も参考にするとよいでしょう。
Googleスピードテストで確認する場合は、Googleで「スピードテスト」と検索します。以下のような画面が表示されるため、「速度テストを実行」をクリックしてください。
測定が完了すると通信速度やレイテンシ(Ping値)が表示されます。
ゲーム機から確認する方法
ゲーム機から確認する方法は以下の3つです。
- Switchで確認する方法
- PS4・PS5で確認する方法
- Xboxで確認する方法
ゲーム機から確認する場合、ゲーム機に備わった機能を利用します。ゲーム機ごとに確認方法が異なるため、画像をまじえながら詳しく見ていきましょう。簡単な手順で、誰でもすぐに回線速度を確認できます。
Switchで確認する方法
Switchで確認する場合は、Switchの「スピードテスト機能」を利用します。Switchのホームメニューから「設定」アイコンを選択し、設定画面の「インターネット」から「接続テスト」を選択してください。
接続テストに成功すると通信速度を確認できます。
なお、Switchのスピードテスト機能ではPing値が確認できないため、Ping値を知りたい場合はWeb上のスピードテストを活用してください。
関連記事:Switchでの通信速度の目安は?確認方法や回線速度の向上策を解説
PS4・PS5で確認する方法
PS4・PS5で確認する場合は、「インターネット診断機能」を利用します。PS4・PS5ともに手順は同様です。
まずはホーム画面右上の「設定」アイコンを選択し、設定項目から「ネットワーク」を選択してください。
「インターネット接続を診断する」を選択すると通信速度の計測が始まります。
接続診断が完了すれば通信速度を確認できますが、Ping値は表示されません。Ping値を確認したい場合は、Switchの場合と同様にWeb上のスピードサイトを利用してください。
関連記事:【PS5】通信速度の目安は?ゲームごとの推奨速度や回線速度を上げる方法
関連記事:PS4の回線速度の目安を紹介!通信速度の確認方法や速くする方法も説明
Xboxで確認する方法
Xboxで確認する場合は、「ネットワーク速度テスト」を利用します。コントローラーの「Xbox」ボタンを押してガイドを開き、「プロファイルとシステム」を選択してください。
その後「設定」「全般」「ネットワークの設定」の順に選択していくと「ネットワーク」画面が表示されます。
表示されている項目から「ネットワーク速度テストと統計情報」を選択して計測を開始してください。
計測が完了すると通信速度とPing値が表示されます。
ゲームで速度の遅さやラグが気になるときの対処法
オンラインゲームをプレイしていて通信速度の遅さやラグが気になる場合は、以下の対処法を試してみましょう。
- 通信するゲーム機やPCを再起動する
- ルーターの場所を変える
- ルーターとLANケーブルでつないで通信する
- 性能の良いLANケーブルを使う
- 通信方式をIPv6(IPoE)方式に変える
- Wi-Fiの場合周波数の違う電波を使う
- ルーターを新しいものに買い替える
- DNS設定を確認する
それぞれの対処法について詳しく解説します。
通信するゲーム機やPCを再起動する
通信速度の遅さやラグが気になる場合は、ゲーム機やPCを再起動してみましょう。ゲーム機やPCなどの精密機器は、長時間起動していると動作が遅くなる場合があります。
通信速度やラグに限らず、他の不具合が発生している場合でも再起動は有効な手段のため、動作に違和感があるときは、まずは再起動を試してみてください。ゲーム機やPCを再起動しても改善しない場合は、ルーターも再起動するとよいでしょう。
ルーターの場所を変える
ルーターの置き場所が通信速度やラグの発生に影響している可能性があります。たとえばルーターを窓際に置いている場合は、置き場所を変えたほうがよいでしょう。ルーターは熱に弱く、直射日光の当たる場所に置いておくと温度が上昇して熱暴走が起こる可能性があるためです。
熱暴走が起こるとルーターの処理速度が著しく低下するため、通信速度にも影響してしまいます。ルーターが高温になる可能性のある場所はなるべく避けましょう。
また、電子機器から発せられる電波がWi-Fiの電波に干渉し、通信速度が遅くなっている可能性もあります。電子レンジやテレビなどからなるべく離れた場所に設置しましょう。
ルーターとLANケーブルでつないで通信する
Wi-Fi接続は障害物や電波干渉の影響を受けやすいため、可能であればLANケーブルによる有線接続を検討してみましょう。同じネット回線を利用していても、Wi-Fi接続と有線接続では通信速度や安定性に差が生まれます。
通信が不安定になりがちなWi-Fi接続はラグも発生しやすいため、FPSやTPSのようなジャンルでは有線接続が有利です。どうしてもLANケーブルの配線が難しい環境でない限りは、有線接続をおすすめします。
性能の良いLANケーブルを使う
有線接続しても通信速度の遅さやラグが気になる場合は、性能の良いLANケーブルを使ってみましょう。LANケーブルには「規格」があり、規格によって性能が異なります。
規格ごとの性能は以下のとおりです。
規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
---|---|---|
カテゴリ 5 | 100Mbps | 100MHz |
カテゴリ 5e | 1Gbps | 100MHz |
カテゴリ 6 | 1Gbps | 250MHz |
カテゴリ 6A | 10Gbps | 500MHz |
カテゴリ 7 | 10Gbps | 600MHz |
カテゴリ 7A | 10Gbps | 1000MHz |
カテゴリ 8 | 40Gbps | 2000MHz |
ネット回線の最大通信速度が1Gbpsだったとしても、LANケーブルの規格が「カテゴリ 5」では最大100Mbpsの速度でしか通信できません。一般的な光回線なら1Gbpsに対応した「カテゴリ 5e」以上、高速プランなら10Gbpsに対応した「カテゴリ 6A」以上のものを使いましょう。
参考:SANWA
通信方式をIPv6(IPoE)方式に変える
光回線にはIPv4やIPv6などの通信方式があります。IPv6は混雑による遅延が少なくIPv4よりも通信速度が速いため、普段プレイしているオンラインゲームがIPv6に対応しているのならIPv6方式に変えてみましょう。
ただし、IPv6に対応していないオンラインゲームは少なくありません。また、デバイスによっても違いがあり、たとえばSwitchはIPv6未対応です。モデムやルーターもIPv6に対応している必要があるため、IPv6への変更が可能かどうかを事前に確認しておくとよいでしょう。「v6プラス」や「IPv4 over IPv6」などの通信規格を採用しているネット回線であれば、IPv4とIPv6どちらのサービスにも接続できて便利です。
関連記事:「IPv4 over IPv6」とは?OSやサイトでの確認方法も解説
Wi-Fiの場合周波数の違う電波を使う
Wi-Fiには「2.4GHz」と「5GHz」の2種類の周波数があります。周波数によって特徴が異なるため、通信速度の遅さを感じたら周波数の違う電波を使ってみましょう。
周波数ごとの特徴は以下のとおりです。
2.4GHzの特徴 | 5GHzの特徴 |
---|---|
・電波が遠くまで届きやすい ・障害物に強い ・他の電波と干渉しやすい | ・電波が届く距離が短い ・障害物に弱い ・他の電波と干渉しない |
どちらの周波数が適しているかは環境によって異なります。PCやゲーム機とルーターの位置関係やルーター周辺の環境を踏まえながら、適切な周波数を選択しましょう。
ルーターを新しいものに買い替える
LANケーブルと同じくルーターにも規格があるため、ルーターが古いと通信速度が遅くなる場合があります。規格ごとの性能は以下のとおりです。
世代 | 規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|---|
第6世代(2019年) | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
第5世代(2013年) | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
第4世代(2009年) | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
第3世代(2003年) | IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
第2世代(1999年) | IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 | |
第1世代(1997年) | IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz帯 |
ルーターの性能が不足している場合は、新しいものに買い替えるとよいでしょう。光回線なら一般的なプランでも最大通信速度は1Gbpsのため、「IEEE 802.11ax」や「IEEE 802.11ac」を選ぶべきです。
また、ルーターは経年劣化によって突然速度が低下する場合もあります。4~5年を目安に買い替えを検討してみてください。
参考:BUFFALO
DNS設定を確認する
これまで紹介した方法を試しても改善されない場合は、DNS設定を確認してみましょう。DNSは「ドメイン・ネーム・システム」の略称で、IPアドレスとドメインを紐づけるシステムです。
DNSの設定を変更すると接続されるDNSサーバーが変更されるため、通信速度が改善する場合があります。DNS設定の変更はルーターによってさまざまですが、基本的にはPCからルーターの設定画面にアクセスすれば変更可能です。
なお、DNSサーバーはプロバイダ側で適切なものが自動選択されているため、基本的には変更する必要はありません。設定を変更すると逆に通信速度が遅くなってしまう場合もあるので、DNS設定の変更は他の方法を試してからおこなうようにしましょう。
迷ったらhi-ho with gamesがおすすめ
ここまでオンラインゲームにおすすめのネット回線やネット回線の選び方を紹介してきましたが、これらを踏まえても、どのネット回線にするか迷ってしまう方もいることでしょう。どのネット回線にするか迷った場合は、以下の4つの特徴を持つhi-ho with gamesがおすすめです。
- 専用帯域が利用できるので速度低下が起きにくい
- Ping値が低くラグが起きにくい
- エリアカバー率96.9%で大半の地域に対応
- 最大10ギガのプランも利用できる
これら4つの特徴について詳しく解説します。
専用帯域が利用できるので速度低下が起きにくい
hi-ho with gamesはwith games専用の帯域を確保しています。専用帯域ではないネット回線は、混雑しやすい時間帯に通信速度が遅くなってしまう場合がありますが、専用帯域であれば混雑する時間帯も安定した通信速度・Ping値の維持が可能です。
夕方~夜間のネット利用者が多い時間帯でも速度低下が起きにくい点は、FPSやTPSなどのオンラインゲームをプレイする上で大きなメリットとなるでしょう。接続方法がMAP-Eのため、IPv6、IPv4どちらでも高速で安定した通信が可能な点も魅力です。なお、MAP-Eのメリットを享受するにはルーターがMAP-Eに対応している必要があるため、通信速度にこだわる方はMAP-E対応ルーターを用意しておきましょう。
Ping値が低くラグが起きにくい
専用帯域を確保しているhi-ho with gamesは、通信速度が速いだけでなくPing値も低めです。Ping値が低いことによってラグが起きにくいため、FPSやTPSなどラグの発生が敗因になりかねないオンラインゲームも快適にプレイできます。
hi-ho with games公式サイトには、オンラインFPSの人気タイトル「VALORANT」プレイ時のPing値が公開されており、平均Ping値は7.5msと高水準です。ネット回線が込み合う時間帯でもPing値は7~9msと安定しているため、時間帯を問わず快適なゲームプレイが実現できるでしょう。
エリアカバー率96.9%で大半の地域に対応
hi-ho with gamesはエリアカバー率が96.9%と非常に高く、大半の地域に対応しています。通信速度やPing値が優れているネット回線は、独自のネットワークを利用しており、提供エリアが限定されている場合が少なくありません。
しかし、hi-ho with gamesはNTT東日本・NTT西日本の「フレッツ光ネクスト」と提供エリアが同じなので、幅広いエリアの方が高速ネット回線を利用できます。
最大10ギガのプランも利用できる
hi-ho with gamesは、通信速度が最大1ギガの通常プランのほかに、通信速度が最大10ギガのプランも利用できます。最大速度が通常プランの10倍になることで、オンラインゲームをより快適にプレイできるようになるでしょう。
なお、最大10ギガのプランを利用するには、最新の無線通信規格に対応したルーターが必要です。自身で対応ルーターを用意するか、月額550円のNTT提供ルーターをレンタルしましょう。
最大速度が10ギガのプランで快適にオンラインゲームをプレイしたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
一人暮らしでゲームもするなら回線選びは慎重に
一人暮らしでオンラインゲームをよくプレイする方は、オンラインゲームに適したネット回線選びが大切です。料金の安さだけでネット回線を選んでしまった場合、通信速度やPing値が不安定なため、オンラインゲームを満足にプレイできない可能性が十分に考えられます。
ネット回線を選ぶ際は、料金だけでなく通信速度やPing値などさまざまなポイントを考慮した上で選ぶべきです。今回紹介したポイントを参考にして、オンラインゲームに適した理想的なネット環境を実現しましょう。