VALORANTで撃ち負けないためには、インターネット回線の通信速度の速さよりも、Ping値が低いことが重要です。今回はVALORANTで必要な回線の速度やPing値の目安、インターネット環境を改善させるための方法などを解説します。
目次
VALORANTに求められる回線速度はどのくらい?
爆弾設置ルールを採用し、攻守5人ずつで戦うVALORANTを快適にプレイするための回線の速さは、10Mbpsあれば問題はないと考えられます。まとめサイトやゲームに関するネットの記事では、必要な通信速度の目安として「70~100Mbps以上」と書かれていることが多いですが、そこまでの通信速度は必要ないでしょう。
回線速度あるいは通信速度といった言葉から、その速度が、VALORANTをはじめとしたオンラインゲームの勝敗などに、ダイレクトに影響するような印象を与えがちです。しかし通信速度の単位である「Mbps」は、帯域つまり「一度に運べるデータの量」の指標です。そしてほとんどのオンラインゲームの場合、常に通信している量は1Mbps以下であることをおさえておきましょう。
たとえばApex Legendsは60人ものプレイヤーが参加する、動きの激しいゲームの代表格ですが、実際の通信量は0.4Mbps程度とされます。前述のとおりVALORANTは5対5で対戦するため、通信量はそれより少なくても問題ありません。
通信速度が10Mbps程度の場合、オンラインゲームのダウンロードやアップロードには時間がかかるでしょう。もちろん100Mbps以上の通信速度であれば快適にダウンロードやアップロードができますが、数値が低い場合でも、時間はかかるもののダウンロード自体を行うことは可能です。
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VALORANTで重要なのは回線速度よりPing値
VALORANTをはじめとするオンラインゲームでは、回線の速度よりもPing値が重要であり、相手に撃ち負けないようにするには、Ping値が低いことが求められます。
Ping値は30ms以下を目指すとよいでしょう。さらにVALORANTで撃ち勝つことを重視する場合は、Ping値は15ms以下がベストです。たとえば30msであれば、0.03秒でデータが届くという意味です。実際には、ゲーム中はデータを往復して運ぶため、2倍の時間がかかります。
Ping値が高いと突然ラグが生じることがあります。その場合、自分が先に撃ったにもかかわらず撃ち負けてしまうかもしれません。
そもそもPing値とは
Ping値とは「Packet INternet Groper」の略称で、応答速度をあらわす数値です。値が小さいほど応答速度が速く、VALORANTをはじめとするオンラインゲームを快適に楽しむには、Ping値の値が小さいかどうかが決め手になるでしょう。
なお応答速度とは、自分の端末から送ったデータに対し、相手のサーバーから反応が返ってくる速さをあらわす値のことです。Ping値が小さいほど、サーバー間で返ってくる反応速度が速くなり、逆にPing値が高いとゲーム内の動作やボタン操作などにラグが生じるため、かなり不利になります。
VALORANTでPing値が重要な理由
VALORANTでは、サーバー側で着弾判定をしています。プレーヤーが射撃をした際、射撃が行われたというメッセージをプレイヤーのパソコンから受け取りますが、自宅の回線環境におけるPing値がそのスピードに影響するというわけです。そのため、Ping値が大きいとタイミングを合わせて射撃をしたつもりが、着弾判定ではズレてしまい、撃ち負けてしまう可能性があります。
なお、着弾判定をプレイヤー側で行うゲームもあります。たとえばApexでは、着弾判定はプレイヤー側で行うため、ダメージの判定が入るまでに時間はかかるものの、Ping値が大きくても勝敗への影響はそこまでありません。
hi-ho with gamesは、with gamesユーザー専用帯域と最新の通信方式によって、最高の速さとパフォーマンスを提供します。オンラインゲームで重視されるPing値は、「フォートナイト」をプレイした場合、平均値が7.1という速さを誇ります。
hi-ho with gamesであれば、VALORANTを快適なインターネット環境でプレイすることが可能です。ぜひこの機会に、hi-ho with gamesの圧倒的な速さとパフォーマンスを体感してください。
VALORANTでPing値と回線速度を確認する方法
VALORANTを快適にプレイするために、実際に自分で使用しているインターネット回線のPing値と回線速度を調べ、必要に応じて対策を講じましょう。ここからは、Ping値と回線の速度の確認方法を解説していきます。
Ping値の確認方法
VALORANTでは、ゲーム内でPing値を確認することが可能です。デフォルト状態であれば対戦中に「Tab」キーを押すと、メンバー全員のPing値が表示されます。
スピードテストサイトでもPing値の計測はできますが、参考程度に捉えるとよいでしょう。Ping値は、自宅のパソコンとサーバー間の応答速度の指標となるため、ゲーム内で確認する数値のほうがより正確です。
回線速度の確認方法
通信速度は、スピードテストサイトを使って計測します。たとえば「SpeedTest.net」は、画面を表示させ「GO」ボタンを押すだけで、すぐにインターネット回線の上り速度と下り速度を調べられます。
インターネット回線の上り速度とは、パソコンやスマートフォンからインターネットにデータ送信、つまりアップロードを行うスピードのことです。また下り速度は、データ受信すなわちダウンロードを行うスピードといい換えられます。
なおスピードテストサイトでもPing値の計測は可能ですが、やや低めに出ることがあるため、前述のとおりゲーム内で確認したほうがより正確といえるでしょう。
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VALORANTを快適にプレイできない6つの原因
VALORANTを快適にプレイできない原因としては、以下の6つが挙げられます。
- パソコンの性能が低い
- IPV6に接続している
- ルーターやLANケーブルが故障している
- 不要なアプリを起動している
- VALORANT側のサーバーに問題がある
- 契約しているインターネット回線が遅い
順番に解説していきます。
1.パソコンの性能が低い
パソコンの性能が低いと画面がカクついてしまい、プレイ自体が困難になる場合があります。まずは、VALORANTのプレイで推奨される動作環境に当てはまっているか、確認することがおすすめです。
VALORANTをプレイする際に求められる最低スペック、推奨スペックは以下のとおりです。
最低スペック/30FPS | 推奨スペック/60FPS | |
---|---|---|
CPU | Intel Core2 Duo E8400(Intel) Athlon 200GE(AMD) | Intel i3-4150(Intel) Ryzen 3 1200(AND) |
GPU | Intel HD4000 Radeon R5 200 | GeForce GT730 Radeon R7 240 |
CPUは「Central Processing Unit」の略語で、パソコンやスマートフォンの頭脳の役割を担う装置のことです。プロセッサと呼ばれることもあり、周辺機器やソフトウェアからくる指示を処理したりメモリなどを制御したりします。
GPUは「Graphics Processing Unit」の略で、画像を描写するために必要な計算処理を行う、画像処理装置を意味します。また「Frames Per Second」の略語であるFPS、つまりフレームレートは、1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位のことです。
パソコンの性能に問題がある場合はパソコンの買い換えをするか、パーツの購入によるメモリ増設などの対応が必要になるでしょう。
2.IPV6に接続している
VALORANTはIPv6接続に対応していないため、IPv6接続になっていることがラグを引き起こしている可能性もあります。IPv6接続になっているかどうかを確認し、IPv6接続の場合はVALORANTをプレイする際は解除しましょう。
Windows 11で IPv6接続になっているかどうかを確認する方法は、以下のとおりです。
- Windowsのマークを右クリックして「設定」を選択する
- 「ネットワークとインターネット」>「ネットワークの詳細設定」>「ハードウェアと接続のプロパティ」の順番に選択する
- ハードウェアと接続のプロパティの表示に、「IPv6 アドレス」が出ているかどうかを確認する
「IPv6 アドレス」の項目に表示があれば、IPv6接続になっています。VALORANTをプレイする際は、IPv6接続を解除するために「インターネットプロトコルバージョン6」のチェックを外しましょう。
なおhi-ho with gamesなら、接続先がIPv6対応あるいはIPv4対応のどちらでも、高速で安定した通信接続が可能です。IPv6接続できない場合は、自動的にIPv4につながるため、VALORANTでも安心して利用できます。
3.ルーターやLANケーブルが故障している
ルーターやLANケーブルが故障している場合も、VALORANTのプレイヤーの動作に影響します。ただし、ルーターなどのネットワーク機器が故障している場合は、そもそもインターネットに接続しないと考えられます。そのためインターネットにつながっているのにラグが生じる場合は、ネットワーク機器を買い換える前に他の原因も探りましょう。
4.不要なアプリを起動している
VALORANT以外のアプリを起動していると、メモリやネットワークを圧迫し、VALORANTの快適なプレイにおける阻害要因になります。パソコンのメモリやネットワークが圧迫されると、ラグやカクつきが生じる可能性が高まるためです。
パソコンが、前述のVALORANTのプレイに求められる推奨スペックを満たしていない場合は、使っていないアプリなどを閉じてからプレイしましょう。
5.VALORANT側のサーバーに問題がある
パソコンやインターネット環境に問題がなくても、VALORANTのサーバー自体に問題が発生していると、対戦中のプレイヤーの動きに影響が出ると考えられます。VALORANTのプレイ中に突然、ラグやカクつきが発生した場合は、VALORANTのサーバーのほうでなにかしらの問題が起きていないか、公式のお知らせなどをチェックするとよいでしょう。
6.契約しているインターネット回線が遅い
契約しているインターネット回線が遅いことも、VALORANTで快適に遊べない原因の1つです。インターネット回線には、以下のようにいくつかの種類があります。
- 光回線
- ケーブルテレビ回線
- モバイル回線
たとえばケーブルテレビ回線は、その名のとおりケーブルテレビの回線を利用したインターネット回線です。しかしテレビサービスのオプション的な位置づけであり、インターネットへの接続を主な目的とした光回線と比較すると、回線の速度は遅い点がデメリットです。
また、モバイル回線は無線で接続するインターネット回線で、持ち運べる点が魅力ではあるものの、回線の速度に関してはやはり光回線に軍配が上がります。このように、そもそも契約しているインターネット回線の速度が遅い場合、VALORANTのプレイ中にラグやカクつきが生じる可能性があるでしょう。
なお、インターネット回線には上記以外にADSL回線もありますが、2024年3月末のサービス終了が決定しており、すでに新規申込みは終了しています。
hi-ho with gamesはゲーマー向け回線として設計された高速光回線のため、圧倒的な速さとパフォーマンスを約束します。高速で安定した通信接続が可能であるため、VALORANTでも、もう撃ち負けません。
関連記事:オンラインゲームにおすすめの光回線とは?回線の選び方もご紹介
VALORANTの回線速度とPing値を改善する4つの方法
VALORANTをプレイする際の、インターネット回線の速度とPing値を改善するためには、以下の4つの方法が挙げられます。
- パソコンやルーターを再起動させる
- LANケーブルを使って有線接続する
- 他のソフトやアプリを停止する
- VALORANTの優先度を「高」にする
それぞれの方法を確認していきましょう。
関連記事:回線を早くする方法!インターネット通信速度のよくある5つの低下原因
1.パソコンやルーターを再起動させる
VALORANTをプレイする際のインターネット回線の速度を改善したいときは、パソコンやルーターを再起動してみましょう。パソコンをはじめとした精密機器は、長時間使い続けることで不具合が生じ、通信速度の低下や不安定な通信の原因となっている場合があります。そのため、これらの機器の電源を切った後30秒程度放置し、再度起動させてください。
VALORANTでラグが多く発生し、対戦で撃ち負けることが増えたら、通信機器の再起動を試みましょう。簡単にできる方法であるため、試してみる価値はあるでしょう。
2.LANケーブルを使って有線接続する
Wi-Fi接続でVALORANTをプレイしている場合は、有線接続に切り替えてみることをおすすめします。Wi-Fi接続は無線の電波を受信をするため、電波干渉を受けやすい点がデメリットです。それにより、通信速度が低下したり、通信が不安定になったりします。そのため、まずはLANケーブルを使って有線接続に変えてみましょう。
また、VALORANTをプレイするなら、規格が「CAT6以上」のLANケーブルを購入するとよいでしょう。有線接続はWi-Fi接続よりも安定しますが、使用するLANケーブルが古いとそこまでの改善効果が見込めない可能性があるためです。
古いLANケーブルを使っている場合も、「CAT6以上」の規格のLANケーブルに買い換えることで、通信速度が大幅に改善される可能性があります。
3.他のソフトやアプリを停止する
VALORANTをプレイするにあたって、通信速度やPing値を改善させたいなら、他のソフトやアプリを一度停止してみましょう。同時に複数のソフトやアプリを起動させていると、インターネット回線が混雑し、通信速度やPing値に影響を及ぼす可能性があります。VALORANTのプレイ中は、バックグラウンドで動作している不要なソフトも終了させるとよいでしょう。
4.VALORANTの優先度を「高」にする
パソコンでVALORANTの処理に関する優先度を上げることによって、ラグの解消ができる場合もあります。優先度の設定は、パソコンのタスクマネージャーから行えます。VALORANTを起動させたうえでタスクマネージャーを開き、詳細タブを押すと、そこからVALORANTの優先度を変更することが可能です。
VALORANTを快適にプレイしたいなら回線の見直しを
VALORANTをはじめとするオンラインゲームでは、インターネット回線の通信速度よりもPing値が重要です。相手に撃ち負けないようにするには、Ping値が低いことが求められます。
特にVALORANTはサーバー側で着弾判定をしているため、Ping値が大きいとタイミングが合わず、撃ち負けてしまう可能性があります。VALORANTのプレイ中に、ラグが多く発生しているなら、まずは、ご紹介したインターネット回線の通信速度とPing値の改善方法を試してみましょう。それでも状況が変わらなければ、高速回線の利用を検討するのも選択肢の1つです。
hi-ho with gamesは、ゲーマー向け回線として設計された高速光通信です。with gamesの専用帯域と最新の通信方式によって、快適なゲーム環境を提供します。VALORANTをプレイするにあたり、高速光回線をご検討の方はぜひお問い合わせください。