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2023.10.31

【スマブラSP】回線速度の目安と確認方法!ラグい時の改善方法も解説

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(以下『スマブラSP』)のオンライン対戦では、一瞬の操作が勝敗を左右するため、通信のラグや途切れはできるだけ避けたいものです。

この記事では、スマブラSPのオンラインプレイに必要な回線速度やラグってしまう原因、対処法を解説します。

スマブラSPでオンラインプレイする回線速度の目安

スマブラSPの対戦では、状況に応じて素早く反応することが求められます。しかしオンラインになるとプレイ中に画面が止まったり、コマ送りのようになったりして、フェアに対戦できなくなることもあるようです。これはオンライン対戦で使うインターネット回線の性能の問題なのかもしれません。

そこでここでは、スマブラSPでオンラインプレイするときの、回線の速度を含めた必要な性能について解説します。

オンラインプレイに必要な回線速度(Mbps)

スマブラSPを含む、アクション系オンラインプレイに必要な回線速度は、下りがおおむね30Mbps以上といわれています。これはインターネットブラウザでのネットサーフィンに必要な2Mbps、SNS閲覧に必要な10Mbpsと比較するとかなり速いことがわかるでしょう。

さらにオンラインプレイでは「プレイ中に急に遅くなる、途切れる」のも問題です。いくら最高速度が速くても、数分の間に何度も途切れるようではゲームになりません。オンラインプレイには、回線の速度と安定性の両方が必要です。

インターネット回線の通信速度については、以下の記事で詳しい解説を掲載しています。スマブラSP以外での利用にも使いやすい回線を選ぶときの参考にしてください。

関連記事:Mbps・Gbpsとは?通信速度の目安や改善方法などをわかりやすく解説

オンラインプレイに必要なPing値

オンラインプレイに使う回線の性能で忘れてはならないのが「Ping値(「ピンチ」または「ピングチ」と読む)」です。Ping値は、こちらの端末とインターネットサーバーとの間で、データを送受信するときにかかる時間を表しています。Ping値が高いほどタイムラグが大きいため、オンラインプレイではより低い回線が必要です。

スマブラSPのオンラインプレイでもPing値はできるだけ低いほうが適しており、おおむね20ms以下であれば快適にプレイできます。msは「ミリセカンド」と読み、1秒の1,000分の1を表す単位です。インターネット回線をチェックするときは、ぜひ確認しましょう。

なおPing値の目安や改善のための対処法は、以下の記事に掲載しています。現状の確認や対策を試すときはぜひチェックしてみましょう。

関連記事:ping値とはサーバーまでの往復時間!目安や測定・改善方法を紹介

快適な回線速度かどうかを確認する方法

オンラインプレイに必要な回線速度がわかれば、今使っている回線が快適なのかどうかも数値で確認できます。インターネット回線の性能を測定するツールはいろいろありますが、ここでは代表的な2つを紹介しましょう。下の記事には他の方法も記載されています。できるだけ使いやすいものを使うのがオススメです。

関連記事:通信速度の目安を解説!インターネットが快適に使える上り・下りの速度とは

注意したいのは回線が「いつも同じ性能を保持しているわけではない」ことです。回線速度やPing値は、利用する時間帯やエリア全体での利用量にも大きく影響されます。以下の方法で得られる数値は一例と捉え、何度か測定して平均を把握するためのものと考えるとよいでしょう。

Switchのスピードテスト機能

Switchには回線速度の測定機能が備わっています。測定方法はごく簡単で次のとおりです。

  1. Switchのホーム画面で「設定」を選ぶ
  2. 設定メニューを下にスクロールし、「インターネット」項目にある「接続テスト」を選ぶ
  1. 接続テストが始まり、測定結果が表示される

測定結果では、アップロード(上り)の通信速度とダウンロード(下り)の通信速度、NATタイプが表示されます。アップロード速度はあまり気にする必要はありませんが、ダウンロード速度は重要です。30Mbpsを基準に性能を確認しましょう。

スピードテストサイト

同じ回線に接続しているパソコンやスマートフォンがあれば、インターネットブラウザを使って通信速度を測定できます。ここではサービスの1つ「みんなのネット回線速度」Webサイトでの測定手順を紹介しましょう。

  1. 「みんなのネット回線速度」Webサイトにアクセスする
  2. 「回線タイプ」「契約回線名」「プロバイダ」「都道府県」「市区町村」「住宅の種類」「ネット接続方法」をそれぞれプルダウンメニューから選ぶ
  3. 「通信速度レポート利用規約・利用規約に同意する」チェックボックスにチェックを入れ、「通信速度測定をして、入力内容を投稿する」ボタンをクリックする

すると、次のようにPing値と下り通信速度、上り通信速度が表示されます。

このサービスの特徴は、通信速度の「評価」が文章で示されるところです。またインターネットに接続しブラウザが起動できればいつでも測定できるため、日頃からどのくらいの速度かを確認するにはぴったりなサービスといえます。

引用:みんなのネット回線速度

スマブラSPがラグい・回線速度が遅い時の原因

もし今使っている回線で、スマブラSPのオンライン対戦がプレイしにくければ、その原因を突き止めることで対処の方法が絞られてきます。原因がわかればすぐには改善できないとしても、いずれ改善するための準備ができるはずです。

ここではスマブラSPのオンラインプレイがラグい、回線速度が遅い原因として考えられる項目を解説します。回線がラグい原因は次の記事にある解説もぜひ参考にしてください。

関連記事:ラグいとは?意味やオンラインゲームでラグが生じる原因、改善方法

Ping値が目安以上に高い

スマブラSPのオンラインプレイに求められるPing値の目安は20ms以下とされていますが、これを超えてもプレイは可能です。しかし回線のスピードテスト結果で、20msを大幅に超える高いPing値なら、タイムラグや画面表示のカクつきが発生しやすくなります。

Ping値の高さが一時的なものであれば、不具合が解消する可能性がありますが、そうでなければ、プレイする時間帯や場所を変えるなどの対応が必要なこともあるため、改善は難しいかもしれません。その場合は回線の変更など思い切った対処が必要でしょう。

NATタイプがC・D・Fになっている

Switchのオンラインプレイで、他のプレイヤーとの通信のしやすさを表しているのが「NATタイプ」です。NATタイプはA、B、C、D、Fの5段階に分けられ、Aが最も通信しやすく、Fが最も通信しにくいことを表しています。

NATタイプがAやBなら快適に通信できますが、CやDは通信に問題があり、Fに至ってはオンラインプレイができません。NATタイプはSwitchでの接続テストで確認できます。オンラインプレイに問題があるときは接続テストでチェックしてみましょう。

回線が混み合っている

インターネット回線は通常、通信回線を同じエリアのユーザーと共有して利用しているため、同じ時間帯・同エリアに大容量通信をしているユーザーがいたり、通信をしているユーザー数が多かったりすると回線が混み合い、速度が低くなることがあります。

改善するには利用する時間帯やエリアを変えなくてはならず、あまり現実的な方法とはいえません。そこでオススメしたいのは、混雑する時間帯も安定した品質で通信可能な「hi-ho with games」です。

hi-ho with gamesはユーザーが専用に利用できる帯域を確保し、低いPing値でラグを抑えられるため、対戦型オンラインゲームにありがちなストレスを軽減できます。もし回線の品質でオンラインプレイにストレスを感じていたら、ぜひ契約を検討してみましょう。

Wi-Fiでラグが発生しやすいパターン

Wi-Fi接続を使ったオンラインプレイの場合は、Wi-Fi接続が原因であることも考えられます。また、同じWi-Fiでも「ポケットWi-Fi」のようなモバイル回線を使ったモバイルルーターは、光回線ほどの回線速度は期待できません。通信の速度や安定性でいうと、光回線には及ばないのが現状です。

そこでここでは、光回線によるWi-Fi接続でラグが発生しやすいケースを解説します。

Wi-Fiの規格が遅い

一口にWi-Fiといっても、規格は古いものと新しいものがあり、それぞれ可能な通信速度は異なります。

世代新名称規格名最大通信速度
第6世代(2019年〜)Wi-Fi 6IEEE 802.11ax9.6 Gbps
第5世代(2013年〜)Wi-Fi 5IEEE 802.11ac6.9 Gbps
第4世代(2009年〜)Wi-Fi 4IEEE 802.11n0.6 Gbps(600 Mbps)
第3世代(2003年〜)IEEE 802.11g0.054 Gbps(54 Mbps)
第2世代(1999年〜)IEEE 802.11a
IEEE 802.11b
0.054 Gbps(54 Mbps)
0.011 Gbps(11 Mbps)
第1世代(1997年〜)IEEE 802.110.002 Gbps(2 Mbps)

もし今利用しているWi-Fiルーターの規格が古ければ、いくら通信回線の速度が速くても性能を十分に発揮できません。「速い回線に変えたのに速度が遅い」というときは、Wi-Fiルーターの規格を確認してみましょう。

ルーターとSwitchの距離が遠い・障害物がある

利用する電波の種類にもよりますが、Wi-Fiルーターの電波が届く範囲は、50〜100メートル程度といわれています。無線である以上、離れていれば電波が届きにくくなり、途切れやラグが発生しやすいため、ルーターからの距離が遠い場所でのオンラインプレイはオススメできません。

またラグは、ルーターとSwitchの間に障害物がある場合や、干渉する電波が発生している場合も起こりやすくなります。壁や扉は電波を遮断してしまうこと、電子レンジやコードレス電話機などの発生する電波がWi-Fiの発する電波と干渉してしまうことが要因です。

もしこのような状況であれば、ルーターまたはSwitchの場所を変えると改善する可能性があります。

スマブラの通信方式の問題

ラグが発生するのは、スマブラSPのオンライン対戦に使われている通信方式が原因かもしれません。スマブラSPのオンライン対戦では、他のプレイヤーと直接通信する「P2P」と呼ばれる通信様式が用いられています。この方式は、物理的に遠くにいる相手と通信するとPing値が下がりラグが大きくなるという特徴があります。

スマブラSPには「エリアを限定して対戦相手を選ぶ」ような機能はなく、原則として自分と強さの近いユーザーとマッチングされるしくみです。そのため、強さは同等だが「遠方のユーザー」とマッチングされることも十分あり得ます。

スマブラSPのラグや回線速度を改善する5つの方法

スマブラSPのオンラインプレイにおけるラグや回線速度を改善する方法はいくつかあり、なかには手元で比較的簡単に実践できるものもあります。状況によっては改善しない場合もありますが、プレイできなくなるほどであれば試してみる価値はあるでしょう。

ここでは比較的簡単に試せる、ラグや通信速度への対処法を解説します。

1.ルーターとLANケーブルで接続する

Switchはどこにでも持ち運びやすいため、無線のWi-Fi接続でプレイするユーザーが多いかもしれません。しかし無線ではラグや通信が不安定にな理やすいデメリットがあるため、より安定させたいときはLANケーブルによる有線接続をオススメします。

ただし、LANケーブル接続を最初からサポートしているのは有機ELモデルのみで、旧モデルやSwitchライトの場合は別途「USBハブ」が必要です。接続したあと、Switch本体のインターネット設定画面で「有線接続」を選び「接続しました。」と表示されればいつもどおりオンラインプレイが楽しめます。

2.ルーターで通信している機器を減らす

Wi-Fiルーターは複数の機器を同時に接続して通信できます。しかし、使っている回線は1本のため、接続機器が多いほど通信におけるラグは大きく速度は遅くなるのが普通です。そのため接続している機器を減らせば、ラグや通信速度は改善する可能性があります。

あらためて数えてみると、接続している機器が多いことに驚くかもしれません。スマートフォンやタブレット、ノートパソコン、デスクトップパソコン、スマートスピーカー、ブルーレイレコーダーなど、1つずつ確認してみましょう。必要のない機器は接続を解除すれば、スマブラSPのオンラインプレイで感じるストレスを減らせる可能性があります。

3.通信する時間帯を変える

スマブラSPのユーザーの多くは、日中の仕事や学校が終わってからオンラインプレイを楽しんでいるでしょう。また同じエリアではスマブラSP以外の用途にインターネットを使うこともあるはずです。契約している回線を使っているユーザーが多く混雑する時間帯は、ラグが発生しやすく、速度も遅くなりやすい傾向があります。

もしラグが発生しやすい時間帯と感じたら、それ以外の時間帯にプレイしてみましょう。驚くほど快適になるかどうかはわかりませんが、プレイのしやすさは多少変わる可能性があります。

ただし、混雑する時間は「夜は混雑しやすい」「朝はあまり混雑しない」といった大まかな傾向があるくらいで、契約回線によって、また日によってもさまざまです。混雑しにくい時間帯は、実際のプレイを通して探っていく必要があるでしょう。

4.Switchやルーターを再起動してみる

Switchを含めたスマートフォンやパソコンといった通信端末やルーターは、長時間稼働させると熱を持つなどの不具合が出始めます。これが通信品質に影響し、ラグや通信速度の低下の原因になる場合もあるため注意が必要です。

とくにルーターは、長期間稼働すると他の端末が利用している電波と干渉したり、アクセスログという通信ログの蓄積により問題が生じたりすることがあります。

再起動する際は、Switchはスリープではなく、いったん電源を切って入れ直しましょう。ルーターは電源を切って30秒ほど空けてから電源を入れて再起動させます。再起動するとその時点までの動作がリセットされ、最初から通信経路を作り直すため、スマブラSPのオンラインプレイが快適になる可能性があります。

5.接続するWi-Fiの周波数を変える

Wi-Fiルーターが発する電波の周波数には、5GHzと2.4GHzの2種類があり、用途に応じて使い分けられます。それぞれの長所と短所をまとめたのが次の表です。

長所短所
5GHz(高い周波数)通信速度が速い障害物に弱く、
あまり遠くまで飛ばない
2.4GHz(低めの周波数)障害物に影響されにくく、
遠くまで飛びやすい
通信速度が遅めで、
家電の電波に干渉されやすい

Wi-Fi電波の周波数はどちらがよいかではなく、用途によって適した周波数を選んで使うことが大切です。スマブラSPのオンラインプレイに通信速度が必要であれば5GHzを選びたいところですが、その代わりルーターは障害物が少なく、端末に近い場所に設置するといった点に配慮する必要があります。

スマブラSPをより快適にプレイしたいなら、両方の周波数を試してどちらにするか選ぶとよいでしょう。

回線速度が改善しなければ乗り換えも検討しよう

回線の通信速度やラグを改善する方法はいくつかありますが、どれも十分な効果が得られなければ、回線契約の乗り換えを検討したほうがよいかもしれません。回線契約を変えれば今感じている不具合がなくなり、スマブラSPをより快適にプレイできる可能性があります。

しかしネットで検索するだけでも回線の種類は多く、それぞれに特徴があるため選ぶのは大変です。そこで、スマブラSPを快適にプレイするなら、オンラインゲームに特化した回線から選ぶという方法があります。プロゲーマーを目指すなら、次の記事を参考に回線を選ぶとよいでしょう。

関連記事:プロゲーマーが求める回線速度とは?光回線がおすすめな理由も解説

なかでもオンラインゲームや配信者向けに特化した高速光回線hi-ho with gamesは、さまざまなプロe-スポーツチームへの導入実績があるうえ、ユーザー専用帯域を確保しているため混雑する時間帯でも安定した品質での通信が可能です。

スマブラSPをとことんやり込むなら、技術や努力だけでなく回線の性能まで含めた環境を整備する必要があります。これまでの環境を変えたいなら、ぜひ一度検討したいサービスといえるでしょう。

関連記事:オンラインゲームにおすすめの光回線とは?回線の選び方もご紹介

快適なプレイのために回線速度を確認しておこう

スマブラSPは世界中のプレイヤーと対戦できるゲームです。ただオンラインの、しかも一瞬の操作で勝敗が決まるほどのアクションゲームであれば、使うインターネット回線は速度が速くラグを抑えられるような一定以上の性能が必要です。

もし今、納得できるプレイができない状況なら、まずはスピードを測定し、スマブラSPに必要な性能を満たしているかを確認しましょう。満たしていない場合は、ルーターとSwitchをLANケーブルで有線接続する、ルーターの接続機器を減らすなどの対処ができます。

それでも満足できなければ、hi-ho with gamesのようにオンラインゲームに特化した回線へ乗り換えるのもオススメです。今なら2024年1月31日までの限定で、超高速回線「hi-ho ひかりクロス with games」プランを申し込むと、20,000円がキャッシュバックされるキャンペーンが開催されています。心ゆくまでスマブラSPを楽しむなら、ぜひこのキャンペーンを利用し、性能にこだわった高品質な回線の利用を始めましょう。

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