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2024.03.29

スマブラSP用のコントローラーを比較!選び方や状況別のおすすめも紹介

任天堂発売タイトルをはじめさまざまなゲームのキャラクターを使って対戦するだけに、スマブラSPはコントローラーから繰り出す技のバリエーションが豊富です。相手に勝利するには瞬時の判断と正確なコントローラーさばきが求められるため、思い切り楽しむには使用するコントローラーも、搭載機能だけでなく全体のフォルムやボタンの位置などに注意する必要があります。

この記事では、スマブラSPを楽しむためのおすすめコントローラーの選び方と、種類ごとのメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。

スマブラSPに使える主なコントローラー一覧

スマブラSPで使えるコントローラーは、他社製品まで含めると数え切れないほどの種類があります。そのうち動作や性能など任天堂が認定している純正品やライセンス商品にも、次の表のとおり種類ごとにメリット・デメリットがあり、使い方に応じて適したものを選ぶことが大切です。

メリットデメリット
ジョイコン(Joy-Con)/任天堂純正・新しく買う必要がない・小さすぎて持ちにくい場合がある
・価格が高い
・耐久性に不安
・プレイ中は充電できない
Proコントローラー/任天堂純正 ・公式大会の認定コントローラー
・有線
・無線の両方でプレイ可能
・プレイ中に充電できる
・ZLボタンがある、スティックがやわらかいなど、操作がしやすい
・大きすぎて持ちにくい場合がある
・価格が高い
ゲームキューブコントローラー/任天堂純正・使い慣れている人が多い
・スマブラSP操作に適している
・価格が安い
・耐久性が高い
・ボタンが少なく配置が特殊
・別売りの接続タップが必要
ホリコン/HORI製(任天堂ライセンス商品)・使い慣れている人が多い
・連射機能付き
・USB接続のため接続タップが不要
・無線でのプレイができない
・公式大会など使えない大会がある

これから買うのであれば、動作の正確性や長期間正常に動作するための信頼性、万が一のサポート体制も重要です。ここではスマブラSPを快適かつ安心して楽しめるおすすめのコントローラーを4つ紹介します。

ジョイコン(Joy-Con)

ジョイコン(Joy-Con)は、Nintendo Switch本体に付属しているコントローラーです。本体の種類によってレッドとブルー、グレー2個などカラーが違うため最初に「こだわった」方は多いかもしれません。ほかにもピンクやグリーンなど、カラーバリエーションが豊富です。購入するときは、右と左のどちらが欲しいのかよく確かめましょう。

ジョイコンのメリット

ジョイコンのメリットは何といっても、もともとNintendo Switch本体に2つ付属しているため、2人対戦プレイでも新しくコントローラーを買い足す必要がないことでしょう。本体から外せば2つの別のコントローラーとして使えるため、スマブラSPもすぐに対戦できます。

両方をジョイコングリップに接続すれば、1人プレイ用コントローラーとして使えるのもメリットです。ジョイコンでは小さすぎる、またProコントローラーでは大きすぎるという方には持ちやすい「中くらい」のサイズといえるでしょう。

ジョイコンのデメリット

ジョイコンのコンパクトなサイズは、子どもや手の小さな方には十分使いやすいかもしれませんが、手の大きな方には小さすぎてボタンが押しにくくスティックも操作しにくいという場合も多いでしょう。とくに瞬時の正確な操作が求められるスマブラSPのプレイでは、ストレスに感じるかもしれません。

また3人以上での対戦に買い足すコントローラーとしては、2個セットで8,228円(税込)、1個でも4,114円(税込)と高額な価格も気になります。さまざまなカラーのジョイコンがありますが、公式のMy Nintendo Storeでの価格は同じです。

参考:My Nintendo Store Joy-Con(L) ネオンレッド/(R) ネオンブルー

参考:My Nintendo Store Joy-Con(L) ネオンレッド

ただしジョイコンは耐久性に不安があるという声が聞かれます。また対戦プレイ中に充電ができないこともデメリットといえるでしょう。

Proコントローラー

スマブラSPの公式大会でよく使われているのが、任天堂純正のProコントローラーです。スマブラSPでは瞬時の判断による操作が勝敗を分けるため、成績が上がってくるほど手にしたときのフィット感や指にかかりやすい自然なボタン配置が重要になります。この「手へのなじみやすさ」「押しやすいボタンの配置と大きさ」に配慮して作られているのがProコントローラーです。

Proコントローラーのメリット

ProコントローラーはNintendo Switchの開発元である任天堂が開発しているため、動作や性能における信頼性が高いことはスマブラSPをプレイする上でも大きなメリットといえます。手にしたときのフィット感や、自然に触れられる各ボタンの配置と大きさからくる操作感の評価は高く、とくにZLボタンが搭載されていることとスティックのやわらかさは、スマブラSPのプレイに役立つ重要なメリットといえるでしょう。

また充電式バッテリーを搭載しているためワイヤレスで操作できる上、ケーブルを接続したまま充電しながらのプレイも可能なため、充電状況に左右されずいつでもプレイできるのもメリットです。公式大会にも認定されているため、参加する予定であればぜひ慣れておきたいコントローラーといえます。

Proコントローラーのデメリット

Proコントローラーのデメリットは、任天堂純正であり多機能なことからくる「価格の高さ」です。スマブラSPのような激しいコントローラー操作が求められるゲームでは、酷使するほど故障する可能性が上がるため、場合によっては買い替えなくてはならない場合もあるでしょう。

ProコントローラーはMy Nintendo Storeで7,678円(税込)と、ジョイコンの4,114円(税込)と比べて高価です。

参考:My Nintendo Store Nintendo Switch Proコントローラー

またProコントローラーは、ほかのゲーム機に採用されているコントローラーに近いサイズ、ボタン・スティック配置ではありますが、なかには「大きすぎて操作しにくい」「重くて長い時間プレイできない」といったユーザーもいるようです。できれば買う前に、一度手に取って試してみるとより安心できるでしょう。

ゲームキューブコントローラー

ゲームキューブコントローラーも任天堂純正コントローラーの1つです。ゲームキューブとは、2001年に任天堂が発売した家庭用ゲーム機で、現在の主流のアナログスティックを左右2つ搭載したコントローラーが付属していました。以降、Wii、Wii Uの同梱コントローラーでは同じタイプがなかったことから、今も愛用するユーザーが多いコントローラーです。

ゲームキューブコントローラーのメリット

ゲームキューブコントローラーはさすが任天堂純正だけあって、ボタンの押しやすさや配置、スティックのやわらかさといった操作感が高く評価されています。スマブラシリーズをゲームキューブから始めた方のなかには「スマブラならコレ!」とこだわる方がいるかもしれません。同じコントローラーであればこれまでの経験を活かせるため、ベテランのプレイヤーにとって大きなアドバンテージになる可能性があります。

価格もニンテンドーストアで2,200円(税込・2024年3月10日現在品切中)と安く、ジョイコン1台の約半分、Proコントローラーの3分の1以下と金額的な手に入れやすさがメリットです。

参考:My Nintendo Store ニンテンドー ゲームキューブ コントローラ スマブラブラック

多くの公式大会での使用が認められているため、これからやり込みたい方にもおすすめできます。また高い耐久性があるため、スマブラSPのような激しい操作の多いゲームでも長く使いやすいのもうれしいポイントです。

ゲームキューブコントローラーのデメリット

ゲームキューブコントローラーは、接続端子がゲームキューブ仕様となっているため、単体でNintendo Switch本体との接続ができないことがデメリットです。別売のニンテンドーゲームキューブコントローラ接続タップが必須のため、これから買いそろえるのであれば金額面でのメリットはあまりないかもしれません。

また独特なボタンの種類・配置にも注意が必要です。A・B・X・Yボタンが整列しておらず、緑のAボタンの周りに赤のBボタン、細長いXボタン・Yボタンが配置されています。2024年3月10日現在、My Nintendo Storeで品切れとなっており手に入れにくいのもデメリットといえるでしょう。

加えてNintendo Switch用コントローラーに搭載されているキャプチャーボタンやHD振動といった機能がないことにも注意が必要です。あくまで「ゲームキューブ用」だと理解しておきましょう。

ホリコン(ホリ クラシックコントローラー)

ホリコンは、ゲームの周辺機器を販売している株式会社ホリが任天堂のライセンス許諾を受けて製造・販売しているコントローラーです。正式名称は「ホリ クラシックコントローラー」といい、「クラシック」の名のとおり形状やボタン配置などは昔のゲームキューブ用コントローラーがベースとなっています。

ホリコンのメリット

ホリコンは任天堂純正のゲームキューブコントローラーをベースとしたコントローラーです。フォルムやボタン配置の多くは同じですが、新たにホームボタンやキャプチャーボタンが追加され、接続端子もゲームキューブ端子ではなくUSB端子に変更されているため、純正のNintendo Switch用コントローラーにより近い使い方ができるようになりました。重さもゲームキューブコントローラーより軽いため、長時間のプレイでも疲れにくいでしょう。

またスマブラSPのトレーニングモードで使える、ボタンの「連射機能」は大きな特徴です。対戦で使うのはマナー違反ですが、1人で楽しむなら「ぜひ使いたい」という方は多いかもしれません。デザインは3種類あり、マリオやピカチュウといったゲームキャラクターがモチーフとなっているため、ファンであればスマブラSPで使わないとしても持っておきたいという方もいるでしょう。価格も3,000円台と、手に入れやすいのもメリットです。

ホリコンのデメリット

ホリコンにはジャイロ機能やHD振動など純正コントローラーにある機能の一部が搭載されていないこと、有線のため無線でのプレイができないことがデメリットです。

また多くの公式大会で使用が許可されないため、参加する予定の方のトレーニングには向いていません。とくに海外大会では「連射機能がある」ことから使用は一律禁止されているのが現状です。

ゲームキューブコントローラーをベースとしていますが、左スティックの細やかな操作がしにくい、A・B・X・Yボタンは押し幅が深いといった違いがあります。ほかのコントローラーに慣れている方は、うまく操作できるまでに少し時間がかかるかもしれません。

スマブラSP用コントローラーを選ぶポイント

Nintendo Switchで使えるコントローラーの種類は多く、さまざまなプレイヤーのスタイルに適したものが選べます。実際に手にして操作するとわかりやすいのですが、そのときはチェックするポイントを絞っておきたいものです。

ここでは、スマブラSPをプレイするためのコントローラー選びのポイントを4つ解説します。

コントローラーの大きさや持ちやすさ

コントローラーはプレイヤーの手の大きさやプレイスタイルに合わせた、大きさや持ちやすさのものを選ぶことが大切です。

スマブラSPに限らず、長時間ゲームをプレイするとコントローラーの大きさや持ちやすさによって手や肩など身体にかかる負担は変わります。コントローラーは大きすぎても小さすぎても、安定して操作するために手や指に余計な力をかけてしまいがちです。充電式コントローラーであれば内蔵されているバッテリーの重さが加わるため、全体の重さもチェックする必要があります。

デザインの観点では、手の当たる部分が丸みを帯びて握りやすいフォルムかどうか、適切な位置に滑り止めがあるかどうかが重要です。どのようなプレイスタイルで使うのかを想定して、商品画像などを参考に適していると思えるものをある程度絞っておくことが大切です。

ボタン・スティック配置

コントローラーごとに異なるボタンの数やスティックの配置も重要です。ボタンの数が違えば操作や手順が変わり、スティックも配置によっては操作しにくく、慣れるまで新たに練習する時間が必要になります。

もしスマブラSP以外にもよくプレイするゲームがあれば、そのゲームでよく使う配置も合わせて検討しましょう。任天堂純正コントローラー同士でもボタンやスティックの配置は異なります。ましてや他メーカーなら大きく異なっていても不思議ではありません。実際の操作を振り返って、使いやすいかどうか判定する必要があります。

Switchとの接続方法

Nintendo Switch本体との接続方法も、プレイスタイルや環境に影響を与えます。接続方法は大きく分けるとケーブルで接続する「有線タイプ」と、バッテリーを内蔵した「ワイヤレスタイプ」の2つです。この2つには次のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
有線タイプ・充電の必要がなくいつでもすぐに遊べる
・コントローラー操作と反応までの遅延が少ない
・比較的価格が安い
・ケーブルの範囲内でしかプレイできない
・ほかの機器で使うときは接続し直さなくてはならない
ワイヤレスタイプ・より広い範囲でプレイできる
・ほかの機器で使うときの切り替えが簡単
・充電用ケーブルを使えば有線でプレイできるものもある
・バッテリーが切れるとプレイできない
・なかには反応までの遅延時間が長いものもある
・バッテリーが消耗するとあまり充電できなくなる

とくにスマブラSPに関していえば、反応に遅延が少ない点で有線タイプが有利です。しかし別に「ケーブルはできるだけ減らしたい」「少し離れた場所でプレイしたい」といった希望があればワイヤレスタイプが適しているでしょう。

ただ選ぶときはメリットだけでなく、デメリットが許容できるかどうかも重要です。頻繁に長時間プレイするのであれば邪魔なケーブルはガマンしてでも有線タイプのほうがストレスを感じないかもしれません。実際にプレイする様子を考えながら具体的に検討する必要があるでしょう。

コントローラーの機能

コントローラーに特定の機能を求めている場合は、その機能を搭載しているもののなかから選ぶ必要があります。スマブラSPをより楽しみたいなら、振動機能や連射機能がおすすめです。

  • 振動機能:特定のアクションや状況によってコントローラーが振動するため、より臨場感が味わえる
  • 連射機能:ボタンを押しているだけで自動的に連続してボタン入力できる(公式大会では禁止されていることが多い)

ほかのゲームでも使うのであれば、コントローラーを傾けるとカメラや照準が変わるジャイロ機能や、入力が面倒な一連の操作をワンボタンで入力できるマクロ機能もあれば便利です。

ただし、機能が多く搭載されていればいいわけではありません。搭載する機能が多いほど価格は高くなりやすいため、価格を抑えるには使いたいものが搭載されているくらいにとどめることが大切です。

パターン別のおすすめコントローラー

コントローラー選びには「買う目的」も重要です。友だちと一緒に楽しむ目的と、仲間内で勝敗を競うために腕を磨く目的では適したコントローラーが異なります。本格的に公式大会に出場して優勝を目指すならなおさらです。

ここではコントローラーを選ぶ目的のパターン別に、「選び方」の例を紹介します。

大会に出る可能性がある場合

公式大会への出場を想定しているなら、普段の練習から大会で認定されているコントローラーを使い、操作に慣れておく必要があるでしょう。スマブラSPのプロゲーマーは実際に、Proコントローラーかゲームキューブコントローラーを使っています。これはほとんどの公式大会でこの2種類しか使えないためです。

動作やアクションのタイミングを計るだけならほかのコントローラーでもできますが、微妙な操作が必要な場面では実際の操作感が勝負を分けます。公式大会で使うことがわかっているなら、はじめからそのコントローラーの操作感を習得しておくほうが有利といえるでしょう。

安価に済ませたい場合

Nintendo Switchに付属のジョイコン2つだけでは足りず、買い足したいときは予算に合わせて選ぶという方法もあります。あと2つ必要な状況で、予算によって色違いのジョイコン2つを追加して4人公平に対戦するのも、またより安いゲームキューブコントローラーとホリコンを追加してそれぞれの使い心地を楽しむのも自由です。

1つだけなら、まずゲームキューブコントローラーだけを買い、予算が確保でき次第買い足すという方法もあります。Nintendo Switchのコントローラーの種類は豊富です。よりスマブラSPが楽しくプレイできそうなものをじっくり探すのも楽しいでしょう。

色々な機能が欲しい場合

スマブラSPをプレイする上で必要とする機能があれば、その機能を搭載しているものから選ぶのもよいでしょう。プレイで使う振動機能や連射機能をはじめ、ブログやSNSに掲載するために画像を撮影するならキャプチャーボタンが必要です。使いたい機能をピックアップし、条件を満たすコントローラーのなかから選びましょう。

自分に合ったコントローラーでスマブラSPを遊ぼう

長く高い人気を誇るシリーズのNintendo Switch版スマブラSPは、公式大会が開催されるほど多くのユーザーが楽しむゲームです。対戦型のアクションゲームであり瞬時の判断とスムーズな操作が求められるため、コントローラーも自分のプレイスタイルに適したものを選ぶ必要があります。

選ぶときはサイズや重さなどの持ちやすさ、ボタンやスティックの配置、本体との接続方法、搭載されている機能といったポイントを押さえることが大切です。また公式大会への出場のためなのか、とにかく安くそろえたいのかといった目的に適していなくてはなりません。あわてて買うのではなく慎重に検討する必要もあるでしょう。

ただ何より重要なのは「自分に合っているかどうか」です。紹介したポイントを押さえつつ、自分が気に入るコントローラーをじっくり選びましょう。

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