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2026.05.21

動画時代にあえて”攻略本”——ACROVEが挑む海外PCゲーム攻略ビジネスとは

PCゲーム市場において、あえて“難しくて分かりにくいゲーム”に価値を見出し、攻略本という形でユーザーの課題を解決する——。
そんなユニークな取り組みを行っているのが、ACROVE社。

今回のインタビューでは、コンテンツ事業を推進する齋藤さん・座安さん・佐藤さんの3名にお話を伺い、なぜ今「攻略本」なのか、どのようなユーザーを狙っているのか、そして今後の展望について詳しく聞きました。

難解なPCゲームに攻略本という新しい価値を見出した背景

——まず1つ目なんですけど、今回こういった攻略本とサイトを作成された経緯についてお聞きできればと思っています。

齋藤さん:
私のコンテンツ事業本部は、今期から新しくできた事業部でIP事業、自社サービスを新規で立ち上げることを目的に作られた事業部でした。その中で、どうしたらいいかなと考えていた時に、ゲームに詳しい人間から「このゲームはとにかく分からない、難しい」という話があって。YouTubeにも動画はあるんですけど、編集されていたりして、一回止めて拡大しないと分からない。だったら昔の攻略本みたいに、体系的にまとめるのはありなんじゃないか、というアイデアからスタートしています。

座安さん:
実際に10社くらいに資料を作って、日本のファンを増やしていきましょうという提案を英語にして送らせていただきました。その中で2社から前向きにご連絡をいただいて、そのうちの1つがリフトブレーカーの会社さんでした。そこから契約を進めて、今やっと第一弾が出てきたというところです。

“分からないゲーム”をあえて狙う理由

——いわゆるメジャーゲームではなく、少し認知されていないゲームを扱っているのはなぜですか?

座安さん:
人気がないゲームというより、「分からないゲーム」を狙っています。長く遊ばれていてアップデートも続いているけれど、操作が難しかったり、情報がネット上で整理されていなかったりするタイトルですね。カテゴリーでいうと、シミュレーション、戦略系、クラフト、基地建設などです。そうしたゲームを攻略本として体系立てて出すことに価値があると思っています。また、日本にも一定のファンがいて、数万人規模で遊ばれていそうか、情報発信している人が少ないか、といった点も見ながら選定しています。

ターゲットは“人に聞きたくない”思考のユーザー

齋藤さん:
もう1つ大きいのが、ターゲット層です。私たちは、PCゲームの特徴の一つでもあると思っていますが、良く知らない人とゲームをすることや情報交換をすることもあり、そのコミュニティの中で、ゲームで分からないことがあっても、人に聞きたくない、「そんなことも知らないの?」と言われたくない、という方は結構いるのではないかと思っています。だったら2,000円、3,000円で解決できるなら買いたい、というニーズがあるんじゃないかと考えています。早く攻略したい、効率的に進めたいという人たちですね。

——確かに、わたしも知りたいことがあるときは、なんか人に聞きづらくてYouTubeなどの動画やネットで情報収集しますね。

齋藤さん:
そうですね。そういった人は割と多いと思いますね。

動画時代だからこそ、攻略本に価値がある

——動画コンテンツなどが増えている中で、攻略本の強みはどこにあると考えていますか?

齋藤さん:
一番は、すぐ確認できることです。動画だと止めたり巻き戻したりしないといけないですが、本なら開けば見られる。細かい情報やデータを体系的に整理して載せられるのも大きいですね。さらに、元データはゲーム会社さんからいただいているので、情報の正確性があります。ネット上の攻略情報は違っていることもありますが、攻略本なら正しい情報をまとめて届けられる。

佐藤さん:
PCゲームはモニター1枚で遊んでいる人も多いので、スマホで調べながらプレイするより、紙で大きく確認できる方が見やすいというのもあります。読み物として楽しめるのも、攻略本ならではの価値だと思っています。

   

サイトは本の価値を補完するための場

——サイトにはどんな役割を持たせているんですか。

齋藤さん:
今のサイトは、いわゆる攻略サイトというより、本のPRと公式性の担保をするポータルサイトという位置づけです。PCゲームはアップデートが多いので、本だけだとどうしても情報が古くなっていきます。そこで、サイトに追加情報やアップデート内容を載せて、買ってくれた人をフォローする役割を持たせています。最近もリフトブレーカーのアップデート情報を掲載しました。購入後も意味のあるものとして本を使ってもらえるようにしたいと思っています。

——運用で大変なところはありますか?

佐藤さん:
実際にプレイしないと書けないので、まずそこが大変です。
30〜40時間くらいで区切りがつくものもあれば、慣れるまでにかなり時間がかかる作品もある。1人では無理なので、複数人でプレイしてディレクションしています。

座安さん:
それと、アップデート対応も大変ですね。事前に情報をもらえることもありますが、実際に遊ぶのは当日なので、なるべく早く検証してレポートを出す必要があります。また、Google広告などを使って、サイトに入ってきたユーザーが何を見て、どこで離脱するのかも分析しています。どうすれば本の購入につながるか、またメディアのファンになってもらえるかを考えながら改善しているところです。

攻略本からメディアへ、ユーザーと共に広げる今後の展望

——今後の展開について教えてください。

齋藤さん:
まずは実績作りですね。今後も作品数を増やしていきたいですし、将来的には英語版の展開も考えています。
それに加えて、メディアとして会員化したり、LINEなどを通じてユーザーとつながったりする仕組みも作っていきたい。さらに、「こういう攻略本を作ってほしい」「こういうイベントをやってほしい」といった声も集めながら、海外ゲーム会社と日本のファンをつなぐ役割も担っていけたらと思っています。

書名:『The RIFTBREAKER キャンペーン攻略ガイド』

2021年の発売以来、多くのゲーマーを夢中にさせている『The Riftbreaker』。押し寄せる大群の敵をなぎ倒す爽快なアクションと、基地を築き上げていく戦略的なプレイが合わさった、中毒性の高い一本です。とはいえ、本作はただの“無双ゲー”ではありません。膨大な研究ツリーや、バイオームごとに異なる過酷な環境など、プレイヤーの判断力が試される場面も多く、「どう進めるか」で難易度が大きく変わってきます。気づけば何時間も悩みながら遊んでいた、なんて人も多いはず。

本書は、そんな惑星ガラテア37でのサバイバルをより楽しく、そしてスムーズに進めるためのガイドブックです。基本のシステムから効率のいい進め方、戦闘や防衛のコツまで、知っておくとグッと楽になるポイントをわかりやすくまとめました。これから始める人はもちろん、すでに遊んでいる人にも新しい発見があるはず。あなたの開拓ライフを、もう一段レベルアップさせる一冊です。

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株式会社ACROVE
https://acrove.co.jp/

GameLib(攻略情報サイト)
https://pcgame.acrove.co.jp/

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